バカリズム (C)まいじつ
今期ドラマNo.1との呼び声も高い『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)の脚本を務める、お笑い芸人・バカリズムの評価が急上昇している。
そんな彼が、いわゆる〝福田組〟の俳優を批判していたという疑惑が浮上した。
2月5日放送の『行列のできる相談所』(日本テレビ系)に、「ブラッシュアップライフ」に出演中の夏帆と木南晴夏が登場。
司会の井上芳雄が「あれ全部台本通りなんですか?」と質問を投げかけると、2人は「ほぼ台本通りですね」と回答した。
さらに夏帆が「セリフ読んでるだけでも、アドリブみたいに聞こえるんですよ」とコメントしたのだが、ここで東野幸治が「だって言ってましたよ、バカリズムに色々話聞いたら、アドリブ言う俳優さんあんまり好きじゃないですって」と茶化しはじめる。
2人はすぐさま「私たちには、結構自由にセリフ変えてくださいって言ってたんですよ」「言いやすいように変えてくださいって」とフォローするも、東野は「裏では悪口言うてますから」と言葉を返し、してやったりといった表情を見せていた。
福田監督の現場は何でもあり?
アドリブを言う俳優といえば、福田雄一監督作品に度々参加している俳優陣、通称〝福田組〟が思い浮かぶ。
福田組は必ずと言っていいほど劇中でアドリブを披露するが、それが面白いか面白くないかは人によって大きく分かれるところだ。
「バカリズムの言葉が福田組を暗に示していたかはさておき、彼がアドリブに対して快く思っていないのは事実でしょう。
セリフを読んでいるだけでもアドリブに見える彼の脚本は、裏を返せばリアルな言い回しや独特な会話の間などを、すべて計算して作っているということ。
片や福田監督は〝面白くなればいい〟という考えが根本にあり、時には段取りやテストをせずにそのまま本番を行うそうです。
以前放送された『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)で、福田作品に必ずと言っていいほど出演している佐藤二朗は、本来であれば厳禁である演技中の〝素の笑い〟なども、福田作品では良しとされていると明かしていました。
そういった意味では、福田監督は現場の雰囲気を大切にする人なのかもしれません」(芸能ライター)
計算し尽くされたエンタメと、現場の雰囲気から生まれるエンタメ。もちろん、どちらが良いとはいえないが、バカリズムのセンスには驚かされるばかりだ。
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