盛山晋太郎 (C)まいじつ
今や『かまいたち』『ニューヨーク』と並んで吉本興業の実力派稼ぎ頭となった、お笑いコンビ『見取り図』。ただでさえ勝ち組の彼らが、さらに私腹を肥やそうと画策している。
年が明けた2023年元日、「見取り図」は公式YouTubeチャンネルに『見取り図ファンクラブ「見取り図ポッセ」誕生します』との動画を公開した。
内容はタイトル通り、コンビの公式ファンクラブを開設するというもので、会員限定ブログのほか、 YouTubeに公開しない特別映像の配信、単独ライブや主催ライブへのチケット先行応募といった特典があるという。
気になる会費は、月額980円と年額9800円のプランが存在している。
「多くのファンは割安な年会費プランを選ぶでしょう。その人数がざっと1000人だとすると、会費だけで年に1000万円以上の収入。いや、見取り図クラスなら1万人、年1億円の可能性も…。
コンテンツなんて大したことない映像や文章や権利ですし、濡れ手に粟で丸儲け。信者からお布施を募るボロい商売ですよ」(週刊誌記者)
信者を養分にして悠々自適な芸人たち
さらに彼らを簡単に儲けさせるのが、会費の価格設定だ。
「月額980円は、お笑いでは異例の高額設定です。大体の相場は500円で、今やすっかり覇権を握った『かまいたち』から、『蛙亭』『ZAZY』といった人気若手芸人までこの値段。『EXIT』に至っては、ファンが多い学生層にも配慮したのか440円。『見取り図』は相場の倍ほどです」(お笑い事情通)
だが、彼らがファンクラブビジネスに手を出すのも無理はない。なぜなら、ここ数年、オンラインサロンやファンクラブは、貴重な芸人の収入源となっているのだ。
「会費が自動的に入ってくるサロンやファンクラブは、信者がいれば簡単に儲かるビジネス。おしゃべりクソ野郎こと『品川庄司』品川祐ですら、52人の少ない会員を相手に、月額5000円で毎月26万円も荒稼ぎしています。
ユーチューバーやインフルエンサーに顕著ですが、ネット社会の今は、熱狂的な盲目信者が一定数いれば、一生食うに困らないほど稼げる。広く浅く愛される必要があったかつての芸能界とは、根本的に異なっているのです」(ベテラン芸能ジャーナリスト)
芸能界でも特に人数が多く、競争が激しいお笑い界。かつては〝売れていてもさほど稼いでいない〟というパターン
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