石橋貴明 (C)まいじつ
長時間にわたって生放送することから、毎年なんらかのハプニングが起こる『NHK紅白歌合戦』。長年の歴史の中で、お茶の間がヒヤッとする瞬間がいくつもあった。
数ある放送事故の中から、いくつかをピックアップして紹介しよう。
まずは1982年の第33回大会で、『サザンオールスターズ』桑田佳祐が起こしたハプニング。ヒット曲『チャコの海岸物語』を歌った桑田だが、間奏中にいきなり「とにかく、受信料は払いましょう!」「裏番組はビデオで観ましょう!」と言い始めたのだ。
このふざけたパフォーマンスがNHKの怒りを買い、桑田はしばらく出禁になったという。その後、桑田が再び紅白に出場したのは2010年。さらに大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」では、4年ぶりの出演が〝特別枠〟という接待ぶり。
視聴率がどんどん低迷している紅白にとって、桑田を干している場合ではなくなったのか…。
「いよいよ出禁17年目に突入です」
受信料絡みで問題を起こしたのは『とんねるず』も。1991年の第42回大会で、その年の大ヒットした曲『情けねえ』を引っさげて紅白に登場した。
しかし、パフォーマンス時の格好は、パンツ一丁で、それぞれ赤と白にボディーペイントしているという奇抜さ。さらに背中には「受信料を払おう」という文字が書かれており、その無茶苦茶ぶりが話題となった。
そして「とんねるず」は桑田同様にNHKの怒りを買ったのか、それからしばらくNHKの番組に出られなくなったと言われている。
2000年の第51回大会で、「とんねるず」は音楽ユニット『野猿』として再び出演を果たしたが、それからまたすっかりNHKに出演しなくなる。
石橋貴明は2020年8月放送のスポーツ番組『サンデースポーツ2020』に出演したことが、紅白以来20年ぶりのNHK出演であった…。
〝出禁〟といえば、2006年にNHK紅白歌合戦に出場した際、全裸に見えるスーツを使用した『氣志團』の綾小路翔が、いまだに解除されていないといわれている。
2022年11月、紅白の出場者が発表された際、もちろん選ばれなかった綾小路が、自身のツイッターで《いよいよ出禁17年目に突入です。ただ、メンバー達はただのとばっちりだからね。そこだけはどうにかしなきゃ男じゃないよな》と発言している。
出禁を解除されるモノとされないモノ。その明確な違いは
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