幻のチートキャラ?『HUNTER×HUNTER』ヒソカの前に存在した「幻影旅団」メンバー
『HUNTER×HUNTER』37巻(冨樫義博/集英社)
現在『週刊少年ジャンプ』で連載されている『HUNTER×HUNTER』では、作中屈指の人気を誇る「幻影旅団」の掘り下げを行っている最中。いまだにその変遷には謎が多いが、“幻のメンバー”としてオモカゲというキャラクターがいたことはご存じだろうか。
映画版オリジナルの「元団員No.4」
「幻影旅団」とは、「クモ」という通称でも知られる盗賊集団。団員No.0のクロロが団長を務めており、No.1以降はノブナガ、フェイタン、マチ…といったメンバーが所属している。
実力者揃いの集団であり、入団するにはクロロの推薦を受ける、または団員を倒して“入れ替わり”で入る方法があるとのこと。実際にヒソカは2・3年前に「4番の男」を倒し、「幻影旅団」メンバーになったとされていた。
この「4番の男」は本編では一切描かれていないものの、実はアニメ版で登場を果たしている。それは2013年に公開された『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』のオリジナルキャラクターとして登場した、オモカゲという人物だ。
オモカゲは、自身を「神の人形師」と称する特質系の念能力者。その能力は、自分や他人を再現した人形を作製するというものだ。人形は本物と同じ性格や記憶を持ち、念能力者であれば人形もその能力を使えるという凶悪な代物だ。
また、自分と目が合った人間の両目を強制的に奪う「魂呼ばい」(タマヨバイ)や、作成した人形のオーラを吸収し、自分がその念能力を使えるようになる「人形受胎」(ドールキャッチャー)といった力も備えている。
作中最強との声もあるチート能力者
オモカゲの能力はどれも強力なものばかりで、最強の念能力者と言われることも。ファンからは、《どう見てもチートすぎるだろ》《ぼくの考えたさいきょうの能力》《至近距離で目があったら両目を奪うっていう能力が一番ヤバイ》などと恐れられている。
クロロの念能力「盗賊の極意」(スキルハンター)も、他人の念能力を使えるという点では同じ。しかしこちらは能力の使用にさまざまな制約が課されるのに対して、オモカゲはほとんどリスクを負わずに他者の念を再現できる。まさにチートという言葉がふさわしいだろう。
そんなオモカゲをどうやってヒソカを倒したのか、気になる人もいるかもしれない。しかし実はヒソカが倒したのはオモカゲ本
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