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デンジの「揉みたい」発言は性加害?『チェンソーマン』を巡って論争勃発

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芸能情報

『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)
10月11日よりTVアニメの放送が始まり、ますます注目が集まっている藤本タツキ原作の『チェンソーマン』。同作の主人公・デンジは純粋無垢な少年であり、“女体”に興味をもっているのだが、そこでフェミニズム的な批判が巻き起こってしまった。
デンジの「揉みたい」欲望
議論が盛り上がっているのは、アニメ版にてデンジの言動があらためて拡散されたことがキッカケだ。
もともとデンジは極貧生活を送っていたが、ミステリアスな女性・マキマとの出会いをきっかけに、公安のデビルハンターとして働くことに。彼にとってマキマは上司となり、初めてまともに触れ合った大人の女性になった。
アニメ第2話『東京到着』では、マキマに思いを馳せながら「胸、揉んでみてえ」と独白するシーンも。これ以降、デンジはバディを組まされた魔人・パワーの胸にも興味を示しており、欲望を原動力に突き進んでいく。
そんな「チェンソーマン」序盤の展開だが、どうやら拒否感を抱いてしまう人も多い模様。ネット上では、序盤までを原作で読んだ人々による批判も話題を呼び、激しい論争へと発展してしまった。
純文学顔負けの深読み合戦
デンジの言動に拒否感を抱く人からは、《気持ち悪くて受け付けなくて無理だった》《今の時代にそんな逆行するようなこと、出してくるのか》《作者の加害願望が出ちゃってるよ》といった声が。
さらには主語を広げ、《日本に女性が不快感を感じることなく見られるエンタメはまだほとんど存在しない》《日本のエンタメって見るだけで罰ゲームだな》《日本の少年漫画作品は本当こういうノイズ多いから、序盤で読めなくなる…》と指摘する声も上がっていた。
当然ながら原作ファンは黙っておらず、猛反論。デンジは「正しい人間」を描いたキャラクターではなく、この時点ではむしろ「未成熟」の表現だ…とするような意見が多く上がっている。
たしかにデンジは義務教育すら受けられず、親の借金によって反社会的勢力に飼われるような生活を送っていた。倫理観など存在しないため、“間違った交流”を求めてしまうことにも説得力があるだろう。
とはいえ、そんな論争を傍から見ている人からは、《無意味な考察してる》と揶揄するような声も。「胸」1つでここまで盛り上がることができる「チェンソーマン」は、やはり何かと特殊な作品ではあるだろう。
文=

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