アニメ『チェンソーマン』試写会で大荒れ!? MAPPAのCG技術を信じない海外オタク
『チェンソーマン』12巻(藤本タツキ/集英社)
10月11日から放送開始予定のアニメ『チェンソーマン』をめぐって、ファンの間で物議を醸す事態が起きている。フランスで行われた試写会をきっかけとして、“CGのクオリティー”を不安視する声が相次いでしまったのだ。
せっかちな海外ファンが大暴れ
「チェンソーマン」は、累計発行部数1,500万部を突破した『週刊少年ジャンプ』の大ヒット漫画。近年、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など、「ジャンプ」系アニメはヒット作を連発しており、「チェンソーマン」も世界中で大きな期待を寄せられている。
10月1日にフランスで行われた『クランチロール』のイベントでは、第1話の映像を上映。そこで参加者がスマートフォンで撮影したものと思われる映像が、ネット上で出回り、思わぬ火種を生んでしまった。
映像を見た海外のアニメファンたちは、CGが使用されていることや、そのクオリティーに不安を抱いてしまった模様。海外掲示板では、《アニメ史上最大の失望に備えてる》《なんでこんなPS3レベルのCGなんだよ》《CGの悪魔から私たちを救ってくれ、チェンソーマン》といった声が飛び交っていた。
しかしこの騒動については後日、思わぬ展開が巻き起こることに。フランスで上映された映像は未完成版だった可能性が高いことが発覚。“せっかちなファン”を逆に叩く声が上がっている。
ただ、海外ファンからの風当たりが強かったことには、別の背景もある。
「進撃の巨人」で大荒れした「MAPPA」
「チェンソーマン」の制作を担当する『MAPPA』は、CGを積極的に取り入れていることで有名。その傾向が顕著になったのが、2020年に放送された『ドロヘドロ』からで、同作ではトカゲの頭を持つ主人公・カイマンをフル3DCGで再現。手描き作画と上手く組み合わせることで、高く評価された。
しかし「MAPPA」は過去にCGをめぐって、海外ファンから批判が殺到したことも。それは2020年から放送されている『進撃の巨人 The Final Season』でのことだ。同作の映像クオリティーが、過去3シーズンに比べて著しく低下していると指摘されてしまったのだ。
というのも、「進撃の巨人」は第3期まで「MAPPA」ではなく『WIT STUDIO』がアニメーション制作を担当。「WIT STUDIO」はハイレベルな映像技術を持
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