杏 坂口健太郎 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
9月5日、坂口健太郎と杏がダブル主演する月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第9話が放送。ドラマの大コケによって、続編計画がとん挫しそうだとウワサされている。
刑事の白熊楓(杏)は、ミスが原因で公正取引委員会審査局・第六審査へ異動させられてしまう。
そこには、天才で理屈っぽく、ひねくれ者の小勝負勉(坂口)など個性豊かなメンバーが在籍していた。白熊は公正取引委員会・第六審査、通称〝ダイロク〟の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、公正な競争の場を守る〝競争の番人〟として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実を炙り出していく。
第9話は最終回手前ということで、ドラマとして盛り上がりのピークだが、世帯平均視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と上がり切らず。初回に記録した11.8%からはほど遠い。
「月9といったら新川帆立」とはならず…
「同作は、1991年生まれの新進気鋭のミステリー作家・新川帆立氏が執筆した小説が原作。前クールの綾瀬はるか主演ドラマ『元彼の遺言状』も新川氏の小説が原作で、フジテレビは彼女を『セブンルール』や『ボクらの時代』に出演させるなど猛プッシュしています。おそらく〝日曜劇場といったら池井戸潤〟のように、〝月9といったら新川帆立〟というブランドを作りたかったのでしょう」(芸能記者)
新川氏の特徴は、とにかく刊行ペースが速いこと。『競争の番人』シリーズの新刊は8月にリリースされ、今年はすでに4冊小説を出している。
「もし『競争の番人』がヒットしたら、新川氏におんぶにだっこで、どんどん続編を制作する…という流れになっていたでしょう。しかし残念ながら、その計画は失敗。『競争の番人』は視聴率こそそこまで悪くありませんが、とにかく若者ウケが悪い。流行るような兆しもまったく見えないので、SNS戦略が重要な現代とは相性が悪すぎます。続編を作ったところで、もはや採算が取れないのでは?」(同・記者)
天下の月9にはやはり、時代を牽引するような作品を放送してほしいものだ。
Source: まいじつ2
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