ジャンプのスピリチュアル漫画『地球の子』打ち切り…巻末コメントにツッコミ続出
ジャンプのスピリチュアル漫画『地球の子』打ち切り…巻末コメントにツッコミ続出 (C)PIXTA
“スピリチュアルファミリー”などと揶揄されていた『地球の子』が、9月5日発売の『週刊少年ジャンプ』40号で完結。多くの読者たちが打ち切りエンドだと捉えている中、なぜか強気な巻末コメントが掲載されたことで、大きな波紋を呼んでいる。
新たな“迷作”が爆誕
同作は、地球を滅亡の危機から守る使命を背負わされた人間「地球の子」をテーマとした作品。妻と子が「地球の子」に選ばれてしまった主人公・佐和田令助は、過酷な運命に抗っていく。
今年2月から連載が始まったが、読者アンケートが不調だったのか、第13話ごろから掲載順が下降。巻末付近で停滞することが多くなり、最終的には27話目にして完結を迎えた。
作者の神海英雄は何度かの連載経験があり、マニアックな固定ファンも少なくない。しかしそんな人々の間でも「地球の子」だけは見放されつつあったようで、《SOUL CATCHER(S)は好きだったけど、地球の子は仕方ないかな》《LIGHT WINGは面白かったよ。でも地球の子は打ち切り妥当すぎるよ》と落胆する声が並んでいる。
とくに不評だったのは、惑星規模で繰り広げられるスピリチュアルな展開。また“家族愛”というテーマの描き方も賛否両論を招き、《地球の子はバカップル毒親なのがきつかったな…》《地球の子の毒親ぶり怖い…》と毒親疑惑も上がっていた。
実は打ち切りではなかった?
こうした経緯から、当然読者たちの間では円満な連載終了ではなく、人気低迷による打ち切りだと解釈されている。しかしそれを先読みするように、巻末コメントでは作者が意味深な言葉を放っていた。
神海は同作について、「大団円!再び素敵な完成品を発表できて幸せです」とコメント。道半ばで不本意に終了したわけではなく、最後まで計画通りのストーリーを発表できたようだ。読者からは《いくらなんでも負け惜しみが過ぎる》といったツッコミの声もあるが、作者本人が言うことなので間違いないのだろう。
ちなみに、巻末コメントには「では次回作で」という一文もあったが、「地球の子」本編の最終ページでは最終回の定型文である「次回作にご期待ください」の文字はなかった。
「ジャンプ」では3回打ち切りを経験した漫画家は連載できないというウワサがあるが、神海の本誌連載もこれで
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