トム・クルーズ (C)Jaguar PS / Shutterstock
アメリカの『パラマウント・ピクチャーズ』は現地時間7月13日、映画『トップガン マーヴェリック』の全米累計興行収入約782億円が、『タイタニック』初公開当時の約781億円を抜き、同社の米国興収ランキングで歴代1位になったと発表した。
同映画は、1986年に公開された米俳優のトム・クルーズの出世作『トップガン』の36年ぶりとなる続編で、現在、世界各国で大ヒット。『インクレディブル・ファミリー』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を抜き、全米歴代トップ10入りする可能性も見えてきた。
日本では上映週が8週目を迎えたが、5月27日から7月10日までの38日間で、累計興収は84億376万円、累計動員は535万人を超えている。
懐かしいがインパクトに欠ける?
観客からは大絶賛されているが、なぜか正反対の意見も数多く見られる。ネット上では
《マッハ10を超えるスピードで事故っても無傷で生還するって。「かっこいい」「迫力がある」とかの感想が出るのは分かるけど「面白い」は違うような…》
《そもそも軍隊の中で下っ端が上官に逆らうなんてことがあるわけない。組織が破綻するよ》
《筋書きが単純すぎるゆえに時間を引き伸ばしているようにしか見えなかったのは残念。チャーリーとの引っ張りすぎる恋愛パートも異様に長い》
《マーヴェリックがラストで命を落とすとかなら、お別れ作品として救いようがあったかもしれないが、あわよくば今後もよろしくだからなぁ~。いつまで続くんだろう》
《見ていて恥ずかしくなるシーンもたくさんあったね。パイロットたちが砂浜で遊んでるシーンも意味不明》
《グースとのドラマはあまり語られずあっさり死んじゃうし、マーヴェリックはラブ・ロマンスを移していて期待外れだった》
などの厳しい指摘も飛び交っている。
「一言で言えば、〝世代ギャップが激しい映画〟といえるでしょうね。1986年に公開された『トップガン』で大興奮した世代には、待ちに待った続編ですが、若者世代にとっては心に刺さるシーンが少ないという人も。トム・クルーズがバイクで疾走するシーンや、パイロットたちが砂浜で遊ぶシーンはどちらも前作のオマージュになっていますが、これも前作を知らない人にとってみれば、無駄なシーンでしかなかったようです。せめて『ミッション:
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