星野源 (C)まいじつ
7月5日放送のラジオ『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、番組MCの星野源がアニメ『SPY×FAMILY』のエンディングに起用された楽曲『喜劇』の裏話を告白。しかし、ラジオ聴収者やアニメファンから、好ましい反応はなかったようだ。
番組では、現代人が音楽のイントロやギターソロを飛ばして聞く傾向にあるという話題に。そんな現状に星野は「あえてやる(イントロなどを無くす)っていうのは確かにありですね」とコメントする反面、「でもやっぱりイントロが未だに好きなので」と嘆いた。
一方で「喜劇」は、あえてイントロを短くしたという。時代に合わせたわけではなく、アニメのエンディングの尺である〝約90秒〟に収まるように作成したことを語る。
通常であれば楽曲をカットして繋ぎ合わせて90秒以内に収めるが、この技法を使用するとアニメと原曲のギャップが生じてしまう。星野は少しでもギャップを埋めるためにイントロを削り、曲の1番を約90秒に設定したという裏話を明かした。
ストリーミング文化が露骨に影響か
アニメのエンディングとはいえ、視聴者を飽きさせないような工夫を施す星野。ところが星野の思いとは裏腹に、エンディングは邪険に扱われているようだ。どうやらエンディングまで見ないという人が多く、ネット上では、
《とりあえず1回だけは聞いたけど、あとは全部飛ばしてたわ》
《俺はED曲を飛ばして見てるんだ。なんかゴメン》
《オープニングはメチャクチャいいよな。エンディングなんか聞かない》
《次のエピソード、ポチッ》
《ドラマもアニメもほぼネット配信で見てるから、OPもEDも初回だけ観て後の回は飛ばしてる》
《商業音楽に取り込まれた職人》
などの辛辣な意見が溢れかえっている。
「視聴者たちがエンディングを見ない理由は、アニメをリアルタイムではなくネット配信で視聴する人が多いことが影響していると考えられます。『SPY×FAMILY』が配信されているストリーミングサービス『Netflix』には、アニメ本編が終った直後に〝次のエピソード〟を促すボタンが。エンディングの余韻に浸る暇もなく画面が切り替わってしまうため、本編以外を蔑ろにする人が増えているのかもしれません。イントロを飛ばすことに通ずるものがありますが、現代はとにかく無駄と感じるものを省略する傾向が強いようですね」(
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