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5月に入ってから、2週連続で平年の2倍の価格で出回っている玉ねぎ。価格高騰で家計をひっ迫している玉ねぎが、フリマアプリ『メルカリ』で人気を博しているという。
玉ねぎの価格高騰は、全国的な天候不良が原因。
現在、国内の玉ねぎ生産量の8割は、北海道、佐賀県、兵庫県が占めている。そのうち北海道では、2021年夏の干ばつによって出荷量が減少。佐賀県では春先から出荷がスタートしたものの、雨量が増えたことで玉ねぎの出荷量が少なくなっている。
「毎年、千葉県白子町では、来場者が直接玉ねぎを収穫し、袋に入れて持ち帰る『たまねぎ祭り』が開催されています。例年価格は10キロ1200円でしたが、今年は3倍以上の4000円まで跳ね上がりました。〝来場者のために〟と、赤字覚悟で『たまねぎ祭り』に参加する農家もいますが、大半の農家が儲けを出すために玉ねぎを市場へ卸したと言います。玉ねぎの価格高騰に参っているのは、消費者だけはありません」(時事ライター)
玉ねぎ畑の盗難被害が続々と…
一気に〝高級食材〟へと成り上がってしまった玉ねぎ。スーパーでは気軽に購入できなくなってしまったため、消費者たちが目をつけたのはフリマアプリ「メルカリ」のようだ。実際にアプリ内では、10キロ3000円前後で玉ねぎが大量に出回っており、出品と同時に売り切れているものも少なくない。玉ねぎがバカ売れしている現状に、SNS上では、
《実家からいきなり玉ねぎと新玉ねぎのセットが届いたから、もしやと思ったらメルカリが玉ねぎ祭りしてたわww》
《今、メルカリで「た」って打つだけで予測変換に「玉ねぎ」って出てくる! 玉ねぎ高騰してるから?》
《玉ねぎ高すぎて初めてメルカリで買ってみたー! スーパーだと1個150円もしたからね…》
といった感想が上がっている。
「玉ねぎの価格が高騰している現在、問題になっているのは相次ぐ玉ねぎの盗難被害。夜間、根こそぎ玉ねぎを盗む犯罪が増加しており、ネット上で多くの被害報告が見られます。『メルカリ』では、免許や許可などがなくても自由に誰でも野菜販売が可能。出品者の素性がバレにくいため、盗難された玉ねぎを誤って購入してしまうこともあるかもしれません。フリマアプリで野菜を購入することは問題ないですが、信頼できる出品者から購入することを意識すると
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