弁護士の若狭勝氏が4月14日、自身のYouTubeチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」に動画を投稿。『文藝春秋』が報じた小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑が与える政治活動への影響について語った。
YouTube チャンネル『弁護士 若狭勝のニュース塾』より
小池知事の元側近の小島敏郎氏が『文藝春秋』誌上で、小池都知事が「カイロ大学を卒業」としている経歴が虚偽であると告発した手記を発表。同知事はこの疑惑を否定している。
東京15区補選の出馬する乙武洋匡氏は、小池都知事が特別顧問を務める地域政党『都民ファーストの会』により設立された『ファーストの会』からの推薦あるいは公認を受けて立候補する予定だったにも関わらず、8日の記者会見ではそのことに言及しなかった。
若狭氏はこの理由を「これはおそらく『文藝春秋』の今月9日発売の小池知事のカイロ大学卒業に関する疑惑の記事が出るというようなことが、内々に分かってきたものなので。小池さんの学歴詐称疑惑っていうのが雑誌によって取材対象になっている。しかも近々にその記事が出るかもしれないということを、乙武さんも知っている。この時にファーストの会推薦だとか公認だとか言ってしまうと 逆にアゲンストの風がビュービュー吹き出す」との見方を示した。
そして「乙武さんを衆議院議員にして、そうなるとファーストの会というのが国政への基盤づくりとしてまず第一歩が達成できる。その第一歩を達成して、今度はしかるべき衆議院議員の総選挙の際に小池さんも出馬する」「おそらく自民党は結構負ける、野党は逆にそこそこ勝つ」「小池さんがファーストの会から立候補して、いっぱい候補者を立てて、一気にファーストの会の議員が輩出される」「総理指名、首班指名の際にいわば連立という形で小池さんを総理に首班指名するという可能性が出てくる」と、小池都知事が連立政権によって「一番早く総理になれる道」という野望があったと推察。
若狭氏が都知事選で小池知事を応援した際にも、国政に強い想いを持っていたと語ったが、今回の文藝春秋の記事で「その野望は見事に崩れた」とバッサリ。「まさしく一寸先は闇の典型があらわれた」と締めた。
参考:YouTubeチャンネル『弁護士 若狭勝のニュース塾』
Source: まいじつ2
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