東京大学法学部卒の芸人・大島育宙氏が3月14日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。ロバート・ダウニー・Jr.のアカデミー賞壇上での振る舞いとSNSが持つ攻撃性について私見を述べた。
YouTubeチャンネル『大島育宙【エンタメ解説・映画ドラマ考察】』より
大島氏は、ロバート・ダウニー・Jr. が前年の受賞者であるキー・ホイ・クァン氏からトロフィーを受け取る際に一切目を合わせなかったことを取り上げ、「アジア人差別に基づく行動なんじゃないかと批判が集まっている」と解説。 「差別的に表現されたということに関しては、これはもうどうしようもないな、と思います。これは擁護のしようがないかな」と私見を述べた。
大島はロバート・ダウニー・Jr.の行動を“仕事の失敗”と位置付け、「アカデミー賞っていうのは映画イベントの中でもかなり特殊な位置付けにある」「世界中の映画人が憧れている場所」「“ロバート・ダウニー・ Jr. が実際に差別の心があったかどうかわからないじゃないか” という批判もよく見かけるんですけど、これは全く関係ないと思います」と切り捨てた。
そして「アカデミー賞の受賞式の場においては一緒に映画を作ってくれたスタッフへの感謝とか差別をしないという表現が今の時代、1番大事」「(そういうことを)ロバート・ダウニー・Jr. に事前にレクチャー してくれる人がいなかったのかな、っていうことがものすごく残念」「無意識の格差、差別が出ちゃってるのは否定できないと思います」と遺憾の念を示した。
続けて「もう1個有害な発言がありまして。誰かとは言いませんけれど」と前置きし、「差別が今後もあってもいいという誤解を、この人の読者に与える言動をわざわざ積極的にしてる」「差別の構造そのものを保全したいと解釈されても仕方ない」「差別を保全するような言動を振りかざしてそのまま放置している人っていうのは “反省しません” って言っているのと一緒。なのでロバート・ダウニー・Jr.よりその人を変に擁護して、しかもそれを批判した人たちをバカにしている人っていうのは最悪だと思います」と指摘。
ジャーナリストの宇野維正氏が3月11日に、X(旧:Twitter)で「今日のロバート・ダウニー・Jr.の振る舞いにゴチャゴチャ言ってた人たちは、自分の薄っぺらい “傷つきやすさ”と無自覚な攻撃性に気づいたほうが
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