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声優の浪川大輔が、12月12日に更新されたテレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」に出演。人生の転機となった言葉を明かしたが、本人から「覚えてない」と否定される一幕があった。
浪川は26歳で映画『スター・ウォーズ』のアナキン・スカイウォーカーの吹き替え声優を担当。世界的人気作品の主人公を演じたわけだが、当時は声優の仕事で食べていけない収入だったとし、「その時期にある人物の言葉で人生変わって、今に至る」と明かす。
その人物とは、浪川と同期の声優・山寺宏一。名前を挙げられた山寺は「俺!? 同期の俺!?(思い当たる節は)ないよ」と笑う。
2人は同期だが、年齢は15歳差。浪川は「山寺さんって、すごい可愛がってくれたんですよ、僕のことを。ずっと『僕はね君は本当に素端らしい役者だと思う。いつも応援してるよ』って」と、温かい言葉をかけてもらっていたという。
このとき声優業の傍ら、会社員として働いていた浪川は、この言葉を機に事務所を移籍し、声優として邁進していくことに。
山寺宏一本人は覚えてない美談
移籍した事務所は山寺が所属する「俳協(東京俳優生活協同組合)」で、山寺は事務所スタッフに「良い役者だから、浪川大輔をよろしくな」とあいさつ。なじめるように助けてもらったと語るのだった。
「浪川さんいわく、『僕は君のファンだよ』とも言われたそうですが、山寺さん本人は『全然覚えてない』『ファンではなかった』とのこと。しかしながら、事務所スタッフに対する言葉は覚えていたようで、浪川さんは恩人だと熱弁していました。
浪川さんは声質が良く、イケメン売りできるため、鳴り物入りで『俳協』に所属。一方、山寺さんは元々モノマネタレント志望であった経験を活かし、様々な声色を出すことを武器にしていた。同じ声優というくくりでも、売り出し路線が全く異なる2人だからこそ、衝突することもなく、今もこうして仲睦まじい関係でいられるのかもしれません」(芸能ライター)
山寺が浪川を〝素端らしい役者〟と評価して伝えなければ、今の浪川はいなかったかもしれない。
Source: まいじつ2
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