木南晴夏 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
現在放送中の木南晴夏主演のドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)が、この秋の隠れ覇権ドラマだと話題だ。
ドラマの原作は、芦原妃名子氏の同名人気マンガ。仕事は完璧だが、地味で友達も恋人もできたことがない経理部のアラフォーOL・田中京子(木南)の裏の顔は、エキゾチックなベリーダンサー・Saliだった。
同じ会社で働く後輩・倉橋朱里(生見愛瑠)は、田中さんの〝裏の顔〟に気づいて虜になり、やがて本当の自分を見つけていく。
「木南は今作がGP帯連ドラ初主演。さらに、副主人公がモデル出身のめるる(生見)、脇を固める男性陣は安田顕、毎熊克哉、 前田公輝とかなり地味。メンツの弱さは今クールぶっちぎりで、まるで深夜ドラマのようなメンバーです。それだけに前評判は全く高くなかったのですが、蓋を開けてみれば大成功でした」(芸能記者)
世帯平均視聴率は初回7.2%で、第2話は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と平均的。TVerのお気に入り登録者数は第2話終了時点で61万程度と、こちらも平均的な数字だが…。
「キャストが豪華じゃなくても面白い」
「視聴者満足度が圧倒的なのです。SNSはもちろん、批判的なコメントが多いネット掲示板でも好意的な意見ばかり。色物かと思われたが、脚本がしっかりしていて、コメディーと真面目さのバランスが良いうえ、見ていて嫌な気分になるようなシーンがない。めるると木南のメイン2人の演技の上手さが、その脚本の面白さに拍車をかけています。
放送中のコメント書き込み数は、今期ドラマでナンバーワンの多さ。ネット上では《キャストが豪華じゃなくても面白いドラマは作れると証明された》《今期イチおもろいな》《間違いなく今期No.1》と称賛の声が続出中です」(同・記者)
プライム帯放送の中では、最も遅い22時半スタートで、影が薄い日テレ日曜ドラマ枠ということを加味すると、ここまでの反響は異例と言えるだろう。
面白い脚本で、演技が上手い人が出演すれば、スターがいなくてもドラマは面白い。当たり前のことだが、残念ながらそれができている日本ドラマは少ない。
特に、月9の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)は見習ってほしいものだ。
Source: まいじつ2
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