画/彩賀ゆう (C)まいじつ
10月24日夜、『嵐』の二宮和也が独立を発表した。旧ジャニーズ事務所所属タレントは10月中を目処に個人事務所を設立、新会社とエージェント契約を結ぶことが発表されているが、なぜあと1週間ほど待てなかったのか。
「映画界から圧力がかかっていたのだと思われる。ご存じの通り、映画というのは、公開の数年前からスケジュールを組んで動く長期プロジェクト。末端まで含めたら何百人どころではない人間が関わり、制作延期や中止になった場合の影響は計り知れない。
しかし現在、性加害問題でキャスティングやプロジェクトそのものにストップがかかっているし、旧ジャニーズ事務所が関わっているというだけで出資しないスポンサーも多い。映画出演が多い二宮はこうした点も考え、エージェント会社の発足を待たず、いち早くアクションを起こしたのでは」(芸能ジャーナリスト)
旧ジャニーズは10月2日にも、元『V6』の岡田准一が退所を発表したばかり。岡田もまた、二宮と同じく映画をメインに活動する俳優であり、映画界からのプレッシャーが判断に影響したことは想像に難くないだろう。
エージェント契約しない“完全独立”という形
そうなると、同じく俳優業をメインとする元所属タレントも、この流れに追従しないかと気になるところだ。
「現在、映画出演が多いのは『Sexy Zone』の中島健人。WOWOWでは映画番組のMCも務めているため、邦画界の論理が働きやすい環境にある。生田斗真・風間俊介ら俳優班も危ぶまれるが、風間はバラエティーや情報番組などテレビメインのタレント化しているので、二宮・岡田のような決断を強いられる可能性は少なそうだ。
生田に関しては映画がメインな上、グループではないので他のメンバーに歩調を合わせる必要もなく、エージェント契約せず独立を選ぶかもしれない」(配給会社関係者)
ただ、そもそも論として、元所属タレントが個人事務所設立の上でエージェント契約になる以上、退所という表現や発想自体がおかしい。退所も何もジャニーズ事務所はもうないし、個々がこれから個人事務所になるのなら、全員が退所であり独立と言える。
急に放り出されてしまった旧ジャニーズタレントたちは相当苦労していることだろう。
Source: まいじつ2
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