多部未華子 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
現在放送中のフジテレビ木曜劇場ドラマ『いちばんすきな花』が、今期の覇権ドラマに確定したようだ。
「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、全く違う人生を歩んできた4人が交錯するオリジナル作品。昨年フジテレビ系で放送されたヒットドラマ『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んでいる。
世帯視聴率こそ初回5.9%、第2話5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦しているが、これらは作品の評価と全く関係ないという。
「現在のテレビ局が参考にしているのは、コア視聴率(13~49歳の男女の個人視聴率)か、TVerでの反響。『いちばんすきな花』は今期のドラマの中でTVerでの反響がぶっちぎり。2話終わった時点でお気に入り登録者数90万人超えで、見逃し配信もあっという間に200万再生を突破しました」(芸能ライター)
SNSと相性が良い台詞回し
さらに同作は、SNSでシーンを切り取った動画が大拡散されている。
特にTikTokでの影響力が高いようで、《TikTokに出てきたけど インナーチャイルドにささる 久しぶりにドラマに興味出た》《切り抜きが流れてきたけど、これは最初っからみたい!ってなった》《いちばんすきな花の動画めっちゃ流れてくるんですけど、刺さりすぎてつらい…》など、若者を中心に大反響を呼んでいる。
「地上波の連ドラは一昔前まで、1話完結方式が視聴率が取りやすいとされてきましたが、現代の若者にとってはそれすら長い。わずか数秒で興味を引かせてくれるようなものではないとみてくれません。
生方氏の書く台詞は現代人に突き刺さるようで、X(旧ツイッター)で名言が拡散されるかのごとく、ドラマのワンシーンが拡散されているのです。
『いちばんすきな花』自体は1話完結ではないのですが、シーンごとに物議を醸したり、議論したくなるテーマが出てくるので、SNSとの相性がいいようですね」(同・ライター)
さすがは『silent』のスタッフ。時代を読み取ったドラマの作り方をしている。
Source: まいじつ2
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