(C)David Lee / Shutterstock
前巨人監督の原辰徳氏が近い将来、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の侍ジャパン監督に再登板する可能性が急浮上した。
原氏が率いる巨人は今年、Bクラス。球団史上はじめて同一監督による2年連続Bクラスとして、自ら責任を取り辞任した。
「これがおかしな話で3年契約の2年で辞任。別に2年連続のBクラスにしたって、昔のように巨人1強時代じゃないし、悪い成績でもなし」(スポーツ紙記者)
昨年は68勝72敗。今年は71勝70敗の勝ち越し。巨人監督史上トップの1291勝、リーグ優勝9度、日本一にも3度輝いた名将だ。辞任に際し、「一点のくもりもございません」と語り、暗さはミジンもなかった。
「評論家の落合博満氏も『サンデーモーニング』(TBS系)のスポーツコーナーで『3年契約の2年で辞めるのは不可解』と語っています。普通なら、来年の結果で考えるはず」(前出・スポーツ紙記者)
不可解な辞任、そこにポイントがあるようだ。
原辰徳氏と井端弘和氏のチームプレイ
「原氏は侍ジャパン監督の候補にあがっているようです。原氏はWBC第2回大会の優勝監督。今年の第5回大会監督の栗山英樹氏と、東京五輪の野球競技の金メダル監督の稲葉篤紀氏(現・日ハムGM)は、第6回大会(2026年)の監督は強く固辞したといいます」(同)
他に有力だったのは福岡ソフトバンクの常勝監督だった工藤公康氏だった。
「今年のWBC優勝の大騒ぎに、さすがに工藤氏も腰が引けたようです。日本はWBCの5大会のうち3回優勝。もう負けられない大会になったのです」(同)
侍ジャパンの新監督には、すでに井端弘和氏が就くことが発表されている。選手時代は抜群の守備力でゴールデングラブ賞を7度獲得。1912安打を記録した超一流選手。しかし、監督はU-12のみで、実質未経験だ。
今年11月開催の『アジアプロ野球チャンピオンシップ2023』、来年11月の『プレミア12』までの契約だとされる。
「井端新監督は、来年末までの結果で更新するか判断。なぜか、26年までではないのです」(野球ライター)
そのシナリオは――。
「26年のWBC監督は、原氏が有力視されている。28年の米国・ロス五輪は野球の復活が決定。井端氏は、ロス五輪監督に回るのです。井端氏は巨人に在籍したこともあり、原氏の信頼も厚い
コメント