沢口靖子(C)まいじつ
10月4日、沢口靖子主演の長寿ドラマ『科捜研の女 season23』(テレビ朝日系)の最終回が放送された。世帯平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、シリーズの限界を指摘する声があがっている。
『科捜研の女』は1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている。今回は放送枠を、『相棒』『はぐれ刑事純情派』『特捜9』『刑事7人』など、歴史ある人気ドラマシリーズを送り出してきた水曜よる9時枠に変更した。
沢口は《伝統の水曜よる9時枠に仲間入りさせていただくことになりました。新しい挑戦に私自身ワクワクしております》と意気込みを語っていたのだが…。
「もっとも視聴率が高かった回は、初回と最終回の9.6%。今回がはじめて、シリーズで一度も二桁視聴率に乗せられませんでした。もちろん、テレビ全体で視聴率が年々下落していることを考えなければならないため、失敗と言い切ることはできません。しかし『科捜研の女』で全話一桁はかなり寂しい数字」(芸能ライター)
『真夏のシンデレラ』にすら負ける数字
高齢者向け番組を制作し、いまだ世帯平均視聴率を重視しているテレビ朝日。ほかの民放各局がコア視聴率(13歳〜49歳までの男女の個人視聴率)を重視する中で、テレ朝の方針は完全に時代遅れだと揶揄されている。
それでも見栄えにこだわって高齢者向け番組を作り続けてきたが、それも限界が来ているようだ。
「『科捜研の女』はコア視聴率が1%台。裏番組の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ)にトリプルスコアで大敗していました。月9史上最低視聴率となった夏ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)でさえ、コア視聴率は2%台後半なので、いかに『科捜研の女』が高齢者しか見ていないことがわかります。
それでもずっと制作されてきたのは、世帯平均視聴率が良いという見栄えが良かったから。そこが二桁割れしているようでは、いくらテレ朝と言えど、いよいよ打ち切りを検討することでしょう」(同・ライター)
長寿番組が終わるのは悲しいが、これが時代の変化というものだ。
Source: まいじつ2
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