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日本テレビは9月21日の取締役会において「スタジオジブリ」の株式を取得し、子会社化することを決議。ジブリ作品が〝Hulu芸〟の餌食になるのではないかと懸念する声があがっている。
会見には、日本テレビ代表取締役会長執行役員の杉山美邦氏、スタジオジブリ代表取締役社長の鈴木敏夫氏らが出席した。
今回の経緯について、鈴木氏はスタジオジブリの後継者問題を挙げ、「金曜ロードショー」を通じて長年にわたり付き合いのある日本テレビの傘下に入ることを交渉しはじめたと説明している。
一方、杉山氏もジブリを放映することで、企業価値向上などの「恩恵を受けてきた」とし、取締役会では満場一致で子会社化が了承されたと明かした。
日テレはジブリでどう儲ける?
「ジブリ作品は『金曜ロードショー』で二ケタ視聴率を安定して獲得する優良コンテンツ。誰もが作品を知りながら、国内では未だに『Amazon Prime』や『Netflix』など動画配信サービスに登録されておらず、ジブリを観たいならDVD/Blu-ray Discを購入・レンタルするか、金曜ロードショーを観るかの2択しかないのが現状です。しかし、日テレの傘下に入ったことで、今後『Hulu』に登場する可能性もある」(エンタメ誌ライター)
会見では、Huluへの配信は「未定」と発言していたが…。
「関係者間で、そういった交渉は始まっているでしょうし、配信開始は時間の問題でしょう。しかし、いざ実現するとなれば、日テレドラマでよく見られる『続きはHuluで!』のノリがジブリ作品にも適用されるかもしれません。
現実的なのは、地上波で編集版を放送して、『ノーカット版はHuluで!』と入会を促すパターン。いくらジブリへの敬意があるとはいえ、日テレもそこはビジネスですからね」(同・ライター)
これまで配信サービスに魂を売らなかったジブリが、日テレの〝Hulu芸〟の餌食になる姿など誰も見たくないのであるが…。
Source: まいじつ2
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