新しい地図(元SMAP) (c)まいじつ
いまジャニーズ事務所は新体制作りで大揺れだ。そのスキをねらって、フジテレビは『新しい地図』の抱え込みをねらっているという。
稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』の3人は、ジャニーズ圧のせいか、民放では大きな活動ができない状況が続いていた。
「SMAPが解散したのは2016年末のこと。稲垣らは、翌年9月からCULEN所属の『新しい地図』として活動はじめて、もう6年。3人はNHKやCMでは見かけるものの、民放ではほとんど出番がない。やはり異常なことです」(ジャニーズライター)
とくに草彅は、今年1月期、関西テレビ(カンテレ)制作の政界ドラマ『罠の戦争』がヒット。カンテレはフジテレビと資本関係にある系列会社だが、フジテレビはドラマを宣伝しなかった。
「フジはジャニーズの怒りを買いたくないので、番組宣伝をしなかったといいます。フジはカンテレの筆頭株主。ジャニーズの手前、身内のカンテレの宣伝をしないなんて本当におかしな話。これが民放の実情なのです」(前出・ジャニーズライター)
かつてフジテレビはジャニーズと蜜月関係を保ってきた。しかし、いまや日本テレビがジャニーズ局として独走。『嵐』の櫻井翔、『KAT-TUN』の亀梨和也、『なにわ男子』など事務所の主力が、常に登場している。
「フジとしては、ジャニーズ局の奪還よりも『新しい地図』を抱え込むほうが得策だと方向を変えてきているようです。木村拓哉主演ドラマ『風間公親-教場0-』を作っても、視聴率が10%もいかなかった。もうジャニーズに固執する時代は終わりでしょう」(同)
『新しい地図』はどう動く?
それでなくともジャニーズは性加害という自らが起こした事件によって、会社自体が揺らぎはじめている。
「フジは稲垣らとの関係作りに積極です。香取は4月に松本人志と中居正広のトーク番組『まつもtoなかい』の初回ゲストとして出演。香取と中居が共演するということで視聴率10%以上を取りました」(フジテレビ関係者)
8月19日には心霊ドラマ『ほんとにあった怖い話』のMCとして稲垣が出演。これで今年に入ってから草彅、香取、稲垣と3人全員がカンテレ、フジに出ていることになる。
「香取は2021年にドラマ『アノニマス』(テレビ東京系)に主演。フジとしては今後、俳優とトークでも使いたい。草彅はカンテレと協力
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