堺雅人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
日曜劇場『VIVANT』(TBS系)に衝撃的な考察が浮上している。堺雅人演じる主人公の乃木憂助が乃木憂助ではないという。一体どういうことだろうか。
これまでの話で、国際テロ組織「テント」のリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)は、乃木の父である乃木卓と判明。日本を守る影の組織・別班のメンバーである憂助は、実の父親と対決することになったのだ…。
「ただここにきて、主人公の乃木が乃木ではない〝乃木になりすました誰か〟という説が浮上しているんです。それを裏付けるような理由も二つあります」(エンタメ誌ライター)
まず一つ目は、別班の司令官である櫻井里美(キムラ緑子)が言っていた言葉。第5話で、公安の野崎(阿部寛)が憂助の素性を調査した際、櫻井は憂助に向かって「そう簡単にはたどり着けないでしょ、あなたの素性には」と発言している。
しかしその後、野崎は憂助の素性を炙りだして、経歴を完全に把握していた。これが実はミスリードである可能性が高いという。
「話だけ追っていると、野崎が想像以上に優秀だった…と片付きそうなものですが、だとしたら逆に別班がポンコツすぎる。これまで長年、一切素性が知られていなかった別班が、ちょっと調査されただけで素性が判明してしまうとは考えにくい。つまり、野崎や公安が調査した乃木に関する経歴は、ダミーであると考えられるのです」(同・ライター)
“F”の人格こそが主人公の本性?
もう一つ、乃木が乃木ではないと考えられるシーンがある。
第8話で、テントに捕らえられた憂助がDNA検査を受けて、ベキと親子関係であると証明されたシーンだ。
「実はこのDNA検査について、乃木はやたらとテント側にするよう仕向けていた。そしてDNA検査をする前、乃木は口の中をクチュクチュと不自然に動かしており、その後、口内からDNAを採取されていたのです。このシーンから乃木は、ウソのDNA検査をさせることで、親子関係であるとテント側を騙したかった意図が読み取れるのです」(同)
では一体、乃木憂助と呼ばれている主人公の男性は一体誰なのだろうか。
「乃木には二つの人格があり、いつも表に出ている〝乃木としての人格〟と〝F〟と呼ばれる強気な人格。実はこの〝F〟こそが、サブの人格ではなく、主人格ではないかと。Fは別班の任務としてベキに近づくべく、〝乃木〟と
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