役所広司 （C）まいじつ
「ここ半年が勝負時だ」――。このセリフは、9月3日放送のドラマ『VIVANT』（TBS系）第8話に登場したノゴーン・ベキ（役所広司）の言葉だが、彼はなぜ半年で勝負に出ようとしているのか。
これまでの情報を整理すると、ベキの余命が残りわずかである可能性が見えてきた。
ベキは、謎のテロ組織「テント」のリーダーで、主人公・乃木憂助（堺雅人）の父親でもある。第8話で乃木とベキが再会し、DNA検査で本当の親子だと証明された。
そして乃木を迎え入れたベキは、彼の才能を認めて組織の収益データの分析を依頼。分析の結果、組織がテロ活動で得た収益を孤児の救済に使用していること、3年前から大規模な土地を購入していたことが明らかになった。
「テントの真の狙いはまだ明らかになっていません。今わかっていることは、資金集めに奔走するようになったのは最近で、ベギにとって〝勝負時〟だったということ。視聴者の考察として有力視されているのが、ベキの〝余命〟にまつわる説でした」（ドラマライター）
今後「島根県」との関連性は…
もしベキが何らかの病気にかかり、余命宣告されていたとしたら、これまでの疑問点が綺麗に解消される。
たとえば3年前から資金集めに奔走するようになったのは、3年前に余命宣告を受けたため。ベキが「ここ半年が勝負時」と発言したのも、組織の野望を実現させるためだと考えれば辻褄が合う。
「テントは土地を買収して何をしたいのかが見えてこない。孤児救済を考えているとすれば、テントが土地を買収しているのも、恐らく子どもたちのためでしょう。バルカ政府からの干渉を受けない政府を設立し、子どもたちが住みやすい〝理想郷〟をつくるのかもしれません。
視聴者の間では、テントが購入した土地の形が、島根県の形と似ていると言われています。第8話では、ベキが日本から仕入れている米が島根県産のものであることが判明。島根県は故郷で思い残すことがあり、似たような理想郷を作りたいのでは。
しかしベキの余命が残りわずかだとすれば、計画を急ぐ必要があります。ベキとしては息子2人に協力してほしいところ。乃木とノコル（二宮和也）に『ムルーデル』の共同経営を命じた裏には、そういった心情が関係しているのかもしれません」（同・ライター）
いずれにしても物語のクライマックスはもう間もなく。テントの狙いは何なのか、
『VIVANT』テントのリーダー・ベキは余命間近？ 購入した土地が島根県にソックリ…「ここ半年が勝負時」発言の真意
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