杉野遥亮 (C)まいじつ
7月期ドラマの放送が開始され、漫画原作ドラマに熾烈なバトルが巻き起こっている。
7月12日にどちらも漫画原作のドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系)と『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)の第1話が放送された。現時点では「向井くん」が一歩リードしているようだ。
「向井くん」の主人公・向井悟(赤楚衛二)は、雰囲気良し、性格良し、仕事もできる33歳の会社員。しかし、ふと気づけば10年間も彼女がおらず、久しぶりに恋をしようと奮闘してもなかなか恋愛に発展しない。そんな向井くんが周囲の女性たちとの交流を経て、新たな恋に走り出すラブコメディーだ。
一方「ばらかもん」は、都会育ちの青年書道家・半田清舟(杉野遥亮)を主人公に据えたハートフル〝島〟コメディー。ある挫折をきっかけに、長崎県の五島列島へとやって来た清舟は、そこで出会った小学生の琴石なる(宮崎莉里沙)や島民たちとの交流を通じ、少しずつ成長していく。
『向井くん』が僅差で視聴率を上回る…
「『向井くん』第1話の平均世帯視聴率が6.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)だったのに対して、『ばらかもん』は5.9%。僅差であるものの、初回は『向井くん』に軍配が上がりました。その理由の一つには、やはりキャスト陣が挙げられるのではないでしょうか。
『向井くん』には赤楚をはじめ、波瑠、岡山天音、市原隼人など演技派俳優が勢揃いしています。特に波瑠は、ヒット作が多いことで知られており、4月期のドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)も好評でした。〝波瑠が出ているから…〟との理由で同作を視聴した人も多いのです」(ドラマライター)
一方、「ばらかもん」は主要キャストがどこかパッとしないことに加え、原作とドラマの雰囲気や設定が大きく異なっている。
「主人公の清舟はプライドが高く、書道のことになると誰彼構わず激昂してしまう節がある。原作ではそんな主人公をコミカルに描いていますが、ドラマ版はシリアスに描いているため、心なしか作品全体が暗い。原作を知らない視聴者には、情緒不安定な主人公としか映らなかったでしょう。他にも、なるが方言ではなく標準語で話すようになっていた点や、原作と時系列がバラバラだった点などに原作ファンからツッコミが入っています」(同・ライター)
はたして「ばらかもん」はここから巻き返せるのか、「向井
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