若者の“FF離れ”が止まらない スクエニ没落のキッカケはソニーとの独占契約?
若者の“FF離れ”が止まらない スクエニ没落のキッカケはソニーとの独占契約? (C)PIXTA
FFシリーズの最新作『ファイナルファンタジー16』(FF16)が6月22日に発売されたが、その初動売り上げは前作を下回るペースとなっている。
世間では若い世代の“FF離れ”を指摘する声も多いようだが、その原因は一体どこにあるのだろうか。
PSの目玉コンテンツだったFFシリーズ
FFシリーズは、ソニーとの契約によってプレイステーションで独占販売されることが伝統となっている。過去には『ファイナルファンタジーVII リメイク』がプレイステーション4で時限独占販売され、PC版がリリースされたのは1年半以上が経った後だった。
そして最新作となる「FF16」も、半年間という期限付きでプレイステーション5での独占販売となっている。
「スクウェア・エニックスがソニーと契約を結ぶ背景には、プラットフォーム使用料やマーケティング費用の削減など、さまざまな理由が挙げられるだろう。
さらに振り返れば1990年代の次世代ゲーム機戦争で、セガサターンの勢いに負けていたプレイステーションを大躍進させたのは、『ファイナルファンタジー7』の存在。そこから両社は蜜月な関係を築いてきた。
しかし時代は変わり、今ではソニーの縛りによってFFシリーズの成長が妨げられている側面がある」(ゲームライター)
ゲームハードのなかでも性能の高さをウリにしたプレイステーションは、かつてはゲーマーにとっての必需品という扱いだった。しかし現在では、コアなゲーマーはわざわざゲーム機を買わず、ゲーミングPCを選ぶようになった。
その結果として、プレイステーションをホームとするFFシリーズも苦境に陥っているという流れだ。
若い世代はスイッチ・PC・スマホの三択
ゲーム業界の流れが変わったことについて、『.hack』などを手掛けたゲーム会社『サイバーコネクトツー』代表取締役社長の松山洋氏は、ツイッター上で警鐘を鳴らしていた。
松山氏によると、ゲーム系の学校で学生に「持っているゲーム機は?」と質問すると、ニンテンドースイッチは90%、PS4は70%で、PS5はわずか10%にとどまるという。ゲームクリエイターを目指す若者ですらこの現状なので、一般層の間ではさらにプレイステーションの所有率が低くなっていそうだ。
さらに松山氏のツ
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