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なぜセ・リーグは盗塁が少ない? パ・リーグと大差がある理由

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Andrey Yurlov / Shutterstock
セパ両リーグにおける〝盗塁数〟の違いを、元日本代表キャッチャー・里崎智也氏が指摘して話題を呼んでいる。
交流戦が終了した6月21日、里崎氏は自身のYouTubeチャンネルへ動画を投稿。
『【セパの違い】セは速い選手が少ない?DH制の影響?なぜ盗塁数に差があるのか?』と題し、両リーグの盗塁数に着目した。
里崎氏がシーズン暫定での盗塁数を示したところによると、セ・リーグはヤクルトの28を筆頭に、阪神27、広島24、巨人14、中日12、DeNA9。
一方、パ・リーグは楽天39、西武33、日本ハム29、ロッテ27、ソフトバンク23、オリックス21となっており、足を絡めた野球を展開していることが分かる。
里崎氏はこの差について、DH制が影響しているとズバリ。7・8番が盗塁をすれば、ツーアウトでピッチャーから打順が始まることもあるため、セが盗塁をするのは基本的に1~3番のみと解説する。
また、もし盗塁死となれば、次の回でピッチャーがトップバッターになり、チャンスをみすみす潰すことになるとも解説。
運よく盗塁でチャンスを広げても、打席がピッチャーでは得点は期待できず、あえて次の回に1番から攻撃を始めた方がいいと述べた。
DH制は盗塁数にも影響する?
この解説に、コメント欄には《セ・リーグの下位打線は、2塁に行っても歩かせてピッチャー勝負されて終わっちゃう》《DH制有りのほうが攻撃のパターンも多彩になるのですね》《里崎さんのお話を伺っていると、逆にDH有った方が、攻撃のやり方がよりアグレッシヴになって、絶対に野球として面白いじゃん、と思いました》《賛否はあるけど、一度セリーグも通年でDH制を導入して、どう変わるかデータをとってほしい》といった声が寄せられている。
「今年の交流戦の盗塁王は、阪神タイガース・近本光司で7。2位は同数で読売ジャイアンツ・重信慎之介、千葉ロッテマリーンズ・岡大海の4、全体ではセ56盗塁、パ52盗塁と、セの方が上回っています。
この逆転現象も、影響しているのはDH制でしょう。セの本拠地開催だとDH制がなく、パのチームは9番に投手が入るので、普段のような盗塁を使った作戦は使えませんからね」(週刊誌記者)
DH制はチーム安打数や本塁打数だけでなく、盗塁数といった野手全体の数字に影響するようだ。

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