日本のソシャゲ市場が中国・韓国に支配された理由…“萌え”への理解度で一周遅れ
日本のソシャゲ市場が中国・韓国に支配された理由…“萌え”への理解度で一周遅れ (C)PIXTA
中国・韓国発の人気タイトルに押され、低迷しつつある日本産のソーシャルゲーム。その理由としては予算の問題や低品質なゲームシステムなどが挙げられがちだが、《単純にオタク心がわかっていないから》といった意見もあるようだ。
勢いを増す中韓ソシャゲ
ここ最近のセールスランキング上位を占める常連といえば、中国の企業が作った『アークナイツ』『原神』『崩壊:スターレイル』などなど。そしてカジュアルないわゆる“萌え系ソシャゲ”としては、『勝利の女神:NIKKE』『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』といった韓国産のゲームが人気だ。
一方で国産ゲームとしては、『Fate/Grand Order』や『ウマ娘 プリティーダービー』、『パズル&ドラゴンズ』、『モンスターストライク』などが根強い人気を誇っているが、他はたまにトップ10以内に浮上するかどうか。
また、「ウマ娘」以外は化石のような“古いゲーム”が並んでいるのも気になるところだ。国内の最新タイトルは、どこに行ってしまったのだろうか。
国産ソシャゲの苦境にSNSなどでは、《最近中韓製のソシャゲが元気いっぱいで数年前は日本でこんなに外国産のソシャゲが人気になるとは想像もできなかったなぁ》《ソシャゲですら中韓に勝てなくなってきた国産ゲーミングやばいのかもしれんな》といった驚きの声が。
「かつてのオタクは中国や韓国のコンテンツに対する強い警戒心を持っていましたが、今やじゃぶじゃぶ課金することにも抵抗がないようです。どの国が作っていようと、“面白いは正義”ということでしょう。
それだけでなく、最近の中韓ソシャゲには日本のオタクがぞっこんになる理由が存在します。《中韓はかつての日本へのリスペクト凄いので気持ち良く遊べちゃう》といった声があるように、古き良きオタク文化を継承した作りになっているのです」(ゲームライター)
“萌え”で敗北する国産ゲーム
かつてはオタク大国として知られた日本だが、今のソーシャルゲーム業界で作られるのは、流行りの絵師を呼んできてガチャを引かせるだけの作品ばかり。オタクへのリスペクトが欠如しているという。
「中韓ソシャゲのクリエイターは、日本とは違って本気でオタク文化と向き合っています。たとえば『ブルー
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