『水星の魔女』プロスペラ役のあの人も…“第二の全盛期”を迎えた女性声優たち
『水星の魔女』プロスペラ役のあの人も…“第二の全盛期”を迎えた女性声優たち (C)PIXTA
声優業界ではフレッシュな新人が次々と現れるため、人気の移り変わりが激しいと言われている。しかし最近ではなぜか、それなりにキャリアのある女性声優たちが再ブレイクする現象があちこちで起きているようだ。
そこで今回は、現在“第2の全盛期”を迎えている声優たちを紹介していこう。
“怖すぎる母親役”が話題の能登麻美子
今年の春アニメとして第2クールがスタートした『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(TBS系)。衝撃の展開が続くなか、ひときわ存在感を放っているのが、プロスペラ・マーキュリー役を演じる能登麻美子だ。
プロスペラは主人公の母親といった役どころだが、第2クール目でさまざまな謎が明かされていくにつれて、得体の知れない怖さがにじみ出ている。
とくに16話のラストから17話にかけては、主人公の花嫁だったミオリネ・レンブランと対峙するシーンがあり、サスペンス映画さながらの緊迫感だ。
脚本もさることながら、能登の演技もプロスペラの底知れなさを十二分に引き出しているようで、視聴者からは《能登ありきで成立しているキャラ》《能登怖いよ能登》と評価されていた。
能登は透き通るような声質を武器に、かつては『地獄少女』シリーズの閻魔あいや、『空の境界』の浅上藤乃、『CLANNAD』の一ノ瀬ことみなどを演じてきた。当時は「棒読み」と言われることも多かったが、今や実力派声優へと成長を遂げたようだ。
プロスペラというハマリ役との出会いによって、今後は底知れない怖さをもつ女性役が増えていくかもしれない。
ウタ役で再ブレイクした名塚佳織
2人目は、抜群の演技力でさまざまなヒロインを演じてきた名塚佳織。
代表作は『交響詩篇エウレカセブン』のエウレカ役や、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のナナリー役、ゲーム『アマガミ』の絢辻詞役などなど…。これらの作品以降も多彩な役を演じているが、こうして代表作を挙げると、2000年代から2010年代前半にかけて全盛期を迎えていた印象が強い。
そんな名塚は2022年、劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』にウタ役として出演して話題に。歌唱パートはAdo、会話シーンなどの演技は名塚という二人三脚で、見事にキャラクターを作り上げた。
結果的に同映画は、『O
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