福原遥 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
3月30日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』では、前話から急に、6年後の2026年に話が飛んだ。投げやりな制作陣に対し、視聴者からは「余計なことばっか考えた15分だった」などと戸惑いの声があがっている。
29日の放送で、新型コロナウイルスが蔓延しはじめ、日本では緊急事態宣言が発令されたいた。
主人公・岩倉舞(福原遥)が協力している「空飛ぶクルマ」の開発が中断し、フランス・パリに滞在している夫・貴司(赤楚衛二)は帰国できず、母・めぐみ(永作博美)と祖母・祥子(高畑淳子)が長崎県五島に移住する計画も先延ばしになってしまった。
そうしたなか、30日の放送で舞台が2026年となり、問題点が一気に解決。空飛ぶクルマ「かささぎ」が本土と五島を繋ぎ、貴司は無事に帰国、祥子はめぐみとともに五島に戻って馴染みの住民たちから歓迎を受けた。
『舞いあがれ!』のいらないエピソード
「一体この6年でなにが起きたのか…。笑えるほどのご都合展開が起こり、多くの視聴者が置いてけぼりに。特に祥子の問題は、2020年時点でめぐみが『会社を新社長に引き継いだら五島に帰る』と明言していただけに、《6年以上も会社の引き継ぎしてたの…?》《6年も経ってやっと会社の引き継ぎが終わったってこと? コロナがあったとはいえあれから6年も大阪で辛抱してたのか》などツッコミの声があがっています」(ネットニュースメディア編集)
同作はおおまかに、幼少期編・大学編・航空学校編・工場編・起業編の5つに分けることができるのだが、もっとも不評なのは最後の企業編だ。
「現在ネット上では、〝どのエピソードがいらなかったか〟の談義が盛んに行われています。なかでも意見が多いのは、舞が結婚出産終えてから始まった起業編。ここで舞が『かささぎ』開発との出会いを果たすわけですが、そもそも『かささぎ』の開発主は大学時代に懇意にしていた先輩。起業編が丸ごと消したとしても、容易に話を通すことができたでしょう」(芸能ライター)
時間を6年経過させることで問題を全部解決するというパワープレイをした『舞いあがれ!』。この手法が許されるならば、全脚本家の負担が減るというものだ。
31日放送の最終回では、どのような結末を迎えるのだろうか。
Source: まいじつ2
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