新世界以降は名勝負ナシ?『ONE PIECE』激アツだった「ゾロの名勝負」ランキング
『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)
『ONE PIECE』にはさまざまなベストバウトが存在するが、中でも人気が高いのは、やはりロロノア・ゾロの戦いだろう。最初期にルフィの仲間になって以来、いくつもの死闘をくぐり抜けてきた。
今回は、そんなゾロの名勝負をランキング形式で振り返っていきたい。
<3位>カク戦
「ウォーターセブン編」でゾロと激闘を繰り広げたのが、「世界政府」直属の諜報機関「CP9」に所属するカク。表向きは造船会社「ガレーラカンパニー」の職長だが、行方をくらませたニコ・ロビンを探すゾロの前に、「CP9」のエージェントとして立ちはだかった。
「ウォーターセブン」での一度目の戦いでは、隙を突かれて「六式」の1つ「指銃」を食らったゾロは重傷を負ってしまう。
さらにロブ・ルッチによって海に吹き飛ばされるも、チョッパーのおかげで、街を襲う高波「アクラ・ラグナ」から逃れることに成功する。
その後、「エニエス・ロビー」においてゾロとカクはふたたび相まみえることに。
以前は無能力者だったカクは、「ウシウシの実」モデル“麒麟”(ジラフ)を食べたことで、キリンの力を獲得していた。
カクの四刀流とキリンの能力に苦戦するゾロだったが、最後は新技「鬼気九刀流 阿修羅 弌霧銀」によって、勝利をつかみ取る…。
ゾロの場合、実力が伯仲した相手との対戦は意外と珍しいため、この勝負をベストバウトと呼ぶ人が多いのも納得だ。
<2位>ジュラキュール・ミホーク戦
「ONE PIECE」最初のエピソードである「東の海編」における名場面の1つが、このゾロ対ミホーク戦だろう。
ミホークは世界最強の剣士として名を轟かせており、首領・クリークを追って「東の海」にやって来た際、「麦わらの一味」と遭遇する。
もともとゾロは、事故で亡くなった幼馴染み・くいなのために“世界一の剣豪”を目指していた。海に出たのも、当時から名を馳せていた剣豪「鷹の目の男」を探すためだ。
つまりゾロにとって、ミホークと出会えたことは千載一遇のチャンスであり、当然のように戦いを挑むことになる。
当初ミホークはゾロを弱者とみなし、全ての攻撃を小さな短刀で軽く受け流していた。
それにもかかわらず、ゾロは一撃も当てることができず、逆に胸を刺されてしまう。
圧倒的な実力差があったが、それでもゾロは一歩も退こうとせず、ミホーク
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