YOASOBI 幾田りら 画/彩賀ゆう(C)まいじつ
日本国内で大人気の音楽ユニット『YOASOBI』。海外を意識してのことなのか、2021年から英語版楽曲も展開しているが、残念ながらこちらはまったく流行っていない。
〝小説を音楽にするユニット〟として、2019年にデビュー。デビュー曲『夜に駆ける』は公開と共に瞬く間に拡散され、国内の配信チャートでも1位を総なめにした。
さらに『Spotify』が昨年末に発表した〝海外で再生された日本の音楽ランキング〟では、2位に「夜に駆ける」がランクイン。
LiSAの『紅蓮華』やEveの『廻廻奇譚』を抑え、日本を代表する楽曲として海外にも認知されている。
ほか、「Spotify」の〝海外で最も再生された国内アーティスト〟でも2年連続1位を獲得するなど、YOASOBIの人気ぶりは海外でも健在だ。
昨年11月には完全英語版のEP『E-SIDE 2』を配信し、YouTubeにミュージックビデオが公開された。
ところが、海外人気が高いにもかかわらず、なぜか英語版の楽曲だけ露骨にミュージックビデオの再生回数が少ない状況にあるのだ。
英語版は求められていない?
「昨年10月に公開された『祝福』のミュージックビデオは、現在3000万回再生を突破していますが、11月に公開された同楽曲の英語版『The Blessing』は125万回程度にとどまっています。
ほかにも『ラブレター』の英語版は31万回再生、『ハルカ』の英語版は19万回再生と、露骨に英語版の楽曲だけ伸び悩んでいる状態です。
公開されてから間もないというのも一つの理由かもしれませんが、どちらにせよ、毎回数千万の再生数を記録するYOASOBIにしては〝らしくない〟数字ですよね」(音楽ライター)
英語版だけ再生回数が伸びない理由についてネット上では、《詰め込み系の歌詞を訳しちゃったら聞きづらいもんね…》《J-POP好きな人はJ-POPを聞きたいだろ。英語バージョンなんて求められてない》《英語用の曲を作ればいいんじゃない? 日本語を翻訳されると、脳みそが混乱する》《小説の世界ありきだから無理に英語にしない方がいいと思う》など、さまざまな意見が飛び交っていた。
確かに英語版の楽曲もクオリティーは非常に高いだろう。だが海外のファンが求めているのはJ-POPとしてのYOASOBIであって、流暢に英語
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