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1年前に殺人事件が起きた踏切を調べる記者…「幽霊としか思えない現象」に遭遇した時、メディアはどんな対応をするか

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『踏切の幽霊』(高野和明 著)文藝春秋
 読者を興奮の渦に叩き込んだ傑作『ジェノサイド』から11年、待ちに待った高野和明の新刊である。
 だがその印象のままページを開くと背負い投げを喰らう。確かに『ジェノサイド』は衝撃的だったが、高野和明の真骨頂は個別の作品よりも「書くたびに新しい」という点にあるのだ。
 死刑制度を扱ったデビュー作『13階段』に始まり、タイムリミットサスペンスの『グレイヴディッ
Source: グノシーエンタメ

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