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12月10日、女性芸人の頂点を決めるお笑い賞レース『第6回 女芸人No.1決定戦 THE W』が開催され、日本テレビ系で生中継された。
今年も例年のごとく盛り上がらず、恒例の〝廃止するべき論〟が噴出している。それでもこの大会を続けることには、大きな意義があるという。
2017年よりスタートした同大会。『M-1グランプリ』が回を重ねるごとに視聴率と注目度を上げていき、年に一度の国民的行事になった一方、『THE W』は右肩下がりを続けている。
視聴率は、ゆりやんレトリィバァが優勝した第1回大会が最も高く13.1%。最も低いのは最新の第6回大会で、世帯平均視聴率は7.3%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。いかに、この大会が大失敗している大会なのかがわかる。
しかしなぜ、大会を開催し続けているのだろうか。
「『M-1』や『キングオブコント』などのお笑い賞レースに対する、フェミニストからの弾除けです。この2つの大会の決勝進出者は、ほとんどが男性芸人。はき違えた男女平等論がやたらとうるさい現代において、これはかなりマズい。
実力で選んだ結果、男性芸人だらけになっても、『女性差別だ!』とクレームが殺到しますからね。そもそも、芸人の男女比が全然違うというのに…」(芸能記者)
『M-1』に女芸人が少ない理由がわかる
そこで効力を発揮するのが、この『THE W』だ。
「女性芸人限定の『THE W』はめちゃくちゃレベルが低く、決勝戦ですらひえっひえ。女性芸人のトップオブトップ層がこのレベルとわかれば、『M-1』や『キングオブコント』に〝女を出せ!〟というトンチンカンなクレームを防げるのです。
そう考えると、『THE W』という大会そのものに全く価値がなくとも、『M-1』や『キングオブコント』を支えているので意義がある。『M-1』とほぼ同じ時期に放送するのも、ハッキリと比較できるのでグッジョブです」(同・記者)
『M-1』を放送するテレビ朝日、『キングオブコント』を放送するTBS、『R-1グランプリ』を放送するフジテレビは、お笑い界の未来のために犠牲になった日本テレビに感謝するべきだろう。
Source: まいじつ2
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