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「喜劇は悲劇、悲劇は喜劇」ー演劇ジャーナリスト・大島幸久が観た『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』

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シェイクスピアは『マクベス』で「きれいは汚い、汚いはきれい」と語らせているが、モリエールの『守銭奴』はさしずめ「喜劇は悲劇、悲劇は喜劇」とでも例えようか。主人公の金満家アルパゴンは金に汚く、自分勝手なエゴイスト、傍迷惑な老人だ。言ってしまえば唾棄(だき)すべき人物だろう。だが、それを演じた佐々木蔵之介。終景で、愛すべき老人に変身させていた。





初景の登場から笑ってしまった。開幕直
Source: グノシーエンタメ

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