週刊マガジン看板漫画が次々終了! 崖っぷちでなりふり構わず“お色気路線”へ
週刊マガジン看板漫画が次々終了! 崖っぷちでなりふり構わず“お色気路線”へ (C)PIXTA
『週刊少年マガジン』にて、『ダイヤのA』や『東京卍リベンジャーズ』といった看板漫画が立て続けに連載終了。ここ数年で最大の窮地を迎えるなか、新連載として「お色気路線」の作品を連発している。三大少年誌の一角としての意地を見せられるだろうか…。
お色気を武器にする「マガジン」
「東京卍リベンジャーズ」の最終回が掲載された「マガジン」2022年51号にて、新たな連載がスタート。福地カミオによる『よわよわ先生』という作品が幕を開けた。
同作は高校を舞台とした先生と教師のラブコメディなのだが、第1話から攻めた表現を連発。いきなり豊満キャラの主人公が下着姿になったり、胸元をはだけたポーズで汗だくになりながら赤面したりと、出血大サービスしている。
また、今年6月から始まった『カナン様はあくまでチョロい』は、徐々に過激な方向性へとシフトしている印象。初期は人間の魂を狙う“ちょろい”悪魔のライトなラブコメだったが、最近では露出多めな女性キャラがきわどいアングルで描かれることも増えてきた。
他にも、昨年度からの連載陣『女神のカフェテラス』や『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』も、それなりにお色気要素が強め。どちらも第1話でヒロインが下着姿を見せるシーンが登場。「マガジン」連載の第1話は下着を見せなければいけない決まりでもあるのだろうか…?
方向展開の背景にあるのは…
さらにお色気路線ということでいえば、今年4月より連載が開始した『生徒会にも穴はある!』は外せないだろう。
同作は、ちょっと変わったメンバーがいる「生徒会」の日常4コマ。攻めたネタの多いギャグ漫画で、とくに尾鳥たんという男の娘キャラは治外法権のような扱いだ。
明らかに可憐な女子にしか見えない見た目なのだが、「一応男性」という建前を武器に、“胸チラ”を連発。第19話ではいわゆる温泉回で胸部が丸見えになっており、あまりに露骨すぎたためか、《流石にアウト》という声も上がっていた。
少年漫画誌の世界では、今や『週刊少年ジャンプ』が一人勝ちとなっている印象が強い。取り残された他の雑誌は、王道の「ジャンプ」には出せないカラーを狙っていくしかないのかもしれないが、過剰なお色気路線はいわば劇薬だ。
今後、「マガジン」は過去の栄光を取り戻すことが
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