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『君の名は。』や『天気の子』などのヒット作を手掛けてきた新海誠監督の最新アニメーション映画『すずめの戸締まり』。ついに11月11日から全国での公開が始まったのだが、客入りがまばらな劇場も少なくないという…。
公開に先駆けて、「君の名は。」の地上波放送や「天気の子」のストリーミング配信を解禁するなど、PR活動に余念がなかった同作。全国の映画館の上映スケジュールを埋め尽くしており、業界の力の入れ具合も大きな話題となっていた。
しかし気合いとは裏腹に、集客はイマイチだった模様。公開当日の11日は、さまざまな映画館で空席が目立つ事態に。「TOHOシネマズ」や「イオンシネマ」の予約サイトでも完売したスクリーンはまばら。公開当日は平日なので仕方ないところだが、土曜日、日曜日も座席の4分の1程度しか埋まっていない劇場が全国で多く見受けられた。
「劇場の予約状況はネットで誰でも確認できるため、すぐさま大きな話題を呼ぶことに。近所の映画館の予約状況や空席状況をSNSで報告している人も多く、予想外のスカスカぶりに映画ファンなどが盛り上がっていましたね」(ネットニュースライター)
原因は多すぎる“上映回数”か…
実際に劇場へ足を運んだ人も、意外な空席具合に騒然としたようだ。SNSには、
《愛知の映画館もめちゃくちゃガラガラだったわ…》
《夜の部で観に行ったけど、土曜の夜なのにガラガラでした》
《ロビーも売店も空いていて、座席数500弱の南大沢では一番広いスクリーンでも鑑賞客はポツポツとまばらでした》
《「すずめの戸締まり」観てきた。近所の映画館はガラガラでほぼ貸し切り状態》
などの声が続出していた。
「ヒットメーカーである新海監督の最新作ということもあり、どこの映画館もかなり上映回数を増やしています。なんと1日で30回も上映している映画館もあるほど。上映回数を増やせば興行収入と動員を増やせますが、それが仇となり、時間によっては空席が目立ってしまったようですね。都心ならまだしも、地方の映画館もかなり気合いを入れて上映回数を増やしているようですが、完全に目論見が外れてしまったと言えるでしょう」(映画ライター)
ここ最近のアニメ映画は、「上映回数を増やす」「ロングラン上映する」「複数の特典を用意する」といったヒットの法則が
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