加藤浩次 (C)まいじつ
10月19日放送の『スッキリ!』(日本テレビ系)で、違反行為を擁護するような一幕があり、視聴者の間で物議を醸している。
電動キックボードの危険運転が横行していることを特集。東京都内には、シェアリングサービスが約1500カ所あるが、信号無視や歩道走行などの違反行為が増加。さらに、警視庁の調べでは、飲酒運転も去年はたったの1件だったが、今年に入って32件にも及ぶという。
そこで番組は、街頭インタビューを実施。「お酒を飲んで運転したことがあるか?」という問いに男性は「2、3回ありますね」と回答。その理由として「飲み会の場所から家まで最短距離で帰れたから。そんなに飲んでないし事故ってないし」と話した。
視聴者が問題視したのは次のインタビューだった。酒気を帯びながらも電動キックボードに乗ろうとする男性に話を聞くと、「自転車も車両だし、これもモーターがついているだけで一緒じゃん」とキッパリ。リポーターは「(ルールについて)厳しいと思うか?」と問いかけたが、それ以上のインタビューを行わなかった。
リポーターが喝を入れない番組
MCの加藤浩次は違反者に「乗る前に調べるのは当たり前。周知されてないって言い訳にはならない」と怒りをにじませた。一方、自転車の飲酒運転を違反行為だと注意喚起しなかったリポーターに対し、ネット上では
《なんで誰も指摘しない?》
《阿部さんがサッとツッコミ入れられないのはなぜ?》
《自転車も飲酒したら乗っちゃダメよ》
《自転車も飲酒運転。インタビューの場で、きっちり指摘しない番組は…》
《阿部さん、インタビューしてる時点で自転車も飲酒運転になるって教えてあげて…》
《インタビュー中に阿部さんは発言サラッと流してるけど、知らないわけではないですよね?》
などの指摘が殺到したのだった。
「実証実験中の電動キックボードシェアリングサービスのルールは、普通免許が必要で、車道または自動車レーンの走行、時速は15キロの速度制限が定められています。一方、『弁護士ドットコム』のアンケートによると、実際に電動キックボードに乗ったことがある人の中で、飲酒運転禁止を知っている人は76.5%、残りの23.5%は知らないようですね。今後、サービス普及に応じ、ルールが緩和されるといいますが、今回の違反行為をスルーしたリポーターには疑問が残ります」(自動車ライター
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