バナナマン (C)まいじつ
日本一のコント師を決める賞レース『キングオブコント2022』が10月8日に開催された。昨年に引き続き、今年も「レベルが高かった」と絶賛されている。
『空気階段』が優勝した2021年が過去最高と評された「キングオブコント」だが、今年も白熱。
審査員の『ダウンタウン』松本人志がレベルの高さを指摘し、全出場者に90点以上をつけたと明かしていた。いったいなぜ、ここまでレベルが高くなったのか。
「『キングオブコント』は、2020年の『ジャルジャル』優勝回が過去最低だったと酷評されました。しかし、次の年には一気に過去最高との評価に。2020年と2021年の大きな違いとして、準決勝の審査員に放送作家のオークラ氏が加入したことがあげられます。彼は〝第3のバナナマン〟とも言われ、『バナナマン』とともに東京のコント文化を築いてきた存在。『東京03』『ラーメンズ』などとも一緒に仕事をしており、今のコント師のほとんどが、その影響を受けているといっても過言ではない。一人の審査員がどれほどの決定権を持つかわかりませんが、彼の加入後、明らかに大会の毛色が変わっています」(芸能記者)
豪華すぎる準決勝審査員のメンバー
確かに2021年大会からは、脚本の出来や演技力が上手い芸人が決勝に進む比率が高くなり、演劇性が重視されている。それによって『M-1グランプリ』との差別化もかなり図れてきた。
「オークラ氏が『キングオブコント』審査員になった際、その理由として〝若い人にも審査してほしいから〟と言われたそうです。しかしオークラ氏はその当時47歳。そのことからも、準決勝の審査員がいかに高齢化していたかがわかります。メンツ自体は、『ダウンタウン』の同級生で、彼らの番組ほぼすべてに関わっている放送作家・高須光聖氏、『ウッチャンナンチャン』内村光良の実の従弟でウンナン番組を多く手掛けた放送作家・内村宏幸氏などが務めているため、かなり豪華で、決勝戦にも引けをとらないほどです」(同・記者)
2008年の初大会では〝公開ヤラセ・パワハラ〟で『バッファロー吾郎』が優勝し、『バナナマン』が準優勝になったせいで、大会に箔がつかなかった「キングオブコント」。しかし、〝第3のバナナマン〟がこうして「キングオブコント」を盛り上げているのを見ると、何とも言えない気持ちだ。
Source: まいじ
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