是枝裕和 (C)Featureflash Photo Agency / Shutterstock
日本時間の5月29日にフランスで行われた『第75回カンヌ映画祭授賞式』に、映画監督の是枝裕和氏が出席。日本映画に対する持論を語り、一般人から反感を買ってしまったようだ。
是枝監督は、映画『万引き家族』でカンヌ国際映画賞の最高賞となる『パルム・ドール』を受賞した国際的に有名な名監督。
ドキュメンタリーディレクターとしても高く評価されており、その経験を生かしたリアティーのあるストーリーが持ち味だ。
「第75回カンヌ映画祭授賞式」では、是枝監督による初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』で主演を務めたソン・ガンホが男優賞を受賞。授賞式後には、日本メディアの取材に応じた。
そこで是枝監督は「英語圏で撮ってみたい」とコメント。そして「日本の映像産業、映画文化も含めて変えなければいけないところは、明快になってきている。日本映画界全体が危機感を持つべき。もう何年か、このままいくと手遅れになると個人的には思っています」と日本映画界へ警鐘を鳴らす。
海外崇拝? 日本映画批判に寄せられるバッシング
是枝監督の持論に対して、ネット上では、
《何が危機なのかわからない。多種多様でいいと思うし充分評価されていると思う》
《海外を異常に崇拝する人ってどの業界にもいるな。そして日本を大して知らないのに貶す》
《この監督さんの撮られた映画を正直いいと思ったことがありません。まるで「ジャイアンリサイタル」みたいだなあ、って思いながら観ています》
《この方は日本映画がアメリカの映画興行収入ランキングに入る事や、アメリカのアカデミー賞を受賞する事が日本映画の成功と思っているのでしょうか》
などといった批判が続出している。
問題の発言がメディアで取り上げられると、是枝監督は自身のツイッターで《「痛烈」なつもりはないんですが、若いスタッフが安心して働ける環境をなるべく早く整備しないと、という趣旨の話です》と補足。日本映画の質というよりは、日本映画業界で相次ぐパワハラやセクハラを危惧していたようだが…。発言の真意は伝わらなかったようだ。
Source: まいじつ2
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