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22億円だまし取られた新庄剛志監督と大谷翔平の共通点とは?元文春記者が考察「一線を越えて信頼しすぎていた」

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芸能情報
元『週刊文春』記者の赤石晋一郎氏と甚野博則氏が4月17日、自身のYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』を更新。赤石氏が当時担当していた“新庄横領事件”を“水原一平事件”との共通点を探りつつ、再検証した。
YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』より
日本ハムファイターズの新庄剛志監督は過去に、資金管理を任せていた会社経営者の叔父から横領被害に遭った経験がある。2006年に引退した際、22億円あるはずの口座預金に2,000万円しか残っていなかったという。また、水原一平氏の横領事件に関して、「僕も親みたいに可愛がってもらった人に何十年も騙され続けていたことの痛みがものすごく苦しい。人間不信になりかける」とコメントしている。
当時この新庄の事件の取材を担当していた赤石氏は、水原一平との共通点の一つ目として、「一線を越えて信頼しすぎていた」ことを挙げている。新庄監督は、叔父に資金管理を一任していた。大谷選手もまた、口座の開設時に水原氏を立ち会わせている。その後水原氏は横から見ていた機密情報をもとにお金を横領したとされており、一線超えたこのような状況がきっかけで今回の事件が発生したところを共通点として挙げている。
次に二つ目の共通点として、“トラブルの原因”を挙げている。新庄監督の資金管理をしていた叔父は、株に手を出し、事業が暗転した際に、任されていたお金に手を付けてしまった。一方水原氏もギャンブルがエスカレートし、負けこんでどうにもならなくなった後に大谷選手のお金に手を付けてしまっている。
順風満帆な会社経営者と高収入の通訳が、本来手を出さないでもよかったものに手を出し、このような事態になってしまっていることを赤石氏は「似ているよね」と発言。「やらなきゃいいのに、ていう話ですよね」と付け加えていた。
新庄が日ハムの監督に就任した際に記事を担当していた甚野氏は、当時新庄の叔父の家を取材で訪ねたところ、その時既に叔父は亡くなっていたという。部屋を覗くと、そこには奥さんの遺影と一緒に、新庄監督のバットとグローブが置いてあったとのこと。「新庄さんへの思い入れもあって、捨てられなかったのかね」と赤石氏がつぶやいた。水原氏も大谷選手や球団に「謝りたい」と言っていると報道されている。事件を起こしてしまった後の相手に対する“思い入れ”も、この事件の共通点であるかもしれない

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