フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏は4月12日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、ドジャース大谷翔平の元通訳・水原一平容疑者の違法賭博に言及。大谷の違法賭博関与を指摘した著名人に反省を促した。
YouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』より
米連邦検察は日本時間12日未明、水原容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと記者会見で発表。その中で大谷に関して“被害者”だと説明した。
古舘氏は「日本のメディアの問題だけど、大谷関与説をほのめかしたりしてるコメンテーターがいっぱいいた。そういうことをただただ垂れ流したマスコミも反省すべしと思いますよ」とメディアに対して問題提起した。
さらに「自分自身への批判も含めて言いたいんだけど、大谷は関与をしてたとしか思えない説を言ってた人間も情けないなと思ってんだよ」と、大谷に関してコメントした著名人たちにも言及した。
古舘氏は「例えばひろゆきさんもね、どんなハッカーであったとしても大谷の口座から金を送っていく、いわゆる送金するってのは不可能なんだってことを言い切ってて、こういう報道が出始めた瞬間にXにおいてしっかり謝罪してるわけだよ」とひろゆき氏のX(旧Twitter)での謝罪を評価。
その上で「“かもしれない”ぐらいの言い方ならまだしも、“こうだと思いますよ”っていう論客とか、いっぱい多くの人が信用する人っていうのは、ここで自分への戒めも入るけど、俺はそんなことは言ってはいないけど、自分の心境の中に(思ったことを胸の中にとどめずに)裏取りもしないで“こうだと思いますよ”っていうケースは多々あるから。ちゃんと反省も込めて言い切った人はもっと反省すべきだと思ってるよ」と自省を促した。
古舘氏はなおも「国際弁護士だの、それから大リーグの事情通だのっていう人たちが“大谷関与説”をいろいろテレビで垂れ流してたのは事実だからね。それはちゃんとね、謝るなら謝ったほうがいいんですよ。俺はそう思う」と繰り返した。
「(大谷ファンの)我々が不安になった以上に、大谷本人が一番不安だったってことをどれだけ我々メディアがおもんぱかって、今までずっと情報を大谷関連で、大谷祭りで出してきたのかってことをちょっと顧みたほうがいいよね」と、メディアは大谷報道をしっかり点検すべきだと指摘した。
視聴者は「憶測だけで共犯扱いされた大谷さんが気の毒すぎる」
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