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吉本興業が松本人志のスキャンダル対応に失敗した2つのポイント、元文春記者が対処法を語る「突っぱねちゃうと傷は大きくなる」

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芸能情報
元週刊文春記者の赤石晋一郎氏と甚野博則氏は3月19日、自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。芸能事務所の立場としてスキャンダルにどのように対処すべきか語った。
YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube)』より
赤石氏は芸能人のスキャンダル対策のポイントを2つ挙げた。1つ目は“防衛ラインをどこに引くか”だ。防衛ラインとはスキャンダルに関してどこまでを認めて、どこまでを認めないかということ。赤石氏は「ずるずる防衛ラインが下がるっていうのは悪手」との見解を示し、前もって事実を把握して内々で話をまとめておくことが必要であるとした。
2つ目のは“下交渉”。週刊誌とガチンコでバトルになったとしても「テーブルの下で話をしておくことは大事」と赤石氏。週刊誌サイドがどこまで取材をしているか感触をつかんでおき「色々なことを交渉していく」と水面下でのやりとりが重要であるとした。
それを踏まえて、今回、吉本興業が松本人志のスキャンダル対応に失敗したポイントを、赤石氏は2つ挙げた。1つ目は「防衛ラインを事実無根だと設定したこと」。吉本興業は文春の告発が報じられた直後、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と事実無根であると発表していた。しかし、スピードワゴン小沢一敬やたむらけんじなど新たな発言が出るたびに「飲み会がどうやらあったらしい」「女の子もいたらしい」など、防衛ラインを下げていくしかなかったと指摘。
「さらに悪手だったのは霜月るなさん証言」とし、沈静化しつつあった飲み会の話が再び世間の関心事になり、色々と勘ぐられてしまう結果になったと語った。明石氏は、裁判でたむらけんじらが証言台に立ったとき、「色々突っ込まれたときにどこまでそれがブレずにいけるのかというのがちょっと見てると怪しい」との見解も示した。
2つ目として、「下交渉=火消しが出来る人の不在」。ある芸能人が犯罪と思われるようなことをしたことを週刊誌に書かれた際、芸能事務所は被害者に会ってすぐに謝罪したという。この対応を間違えて「突っぱねちゃうと傷は大きくなる」と赤石氏。被害者へ本人の謝罪や示談交渉などをアドバイス出来る人の必要性を強調した。一方、たむらけんじは「(記事に出ていることは)嘘だと言えと逆にけしかけてる段階」とし

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