画/彩賀ゆう (C)まいじつ
『ダウンタウン』松本人志の性的暴行問題が、海外のバラエティー番組にも影響しそうだ。
疑惑が最初に報じられたのは、昨年12月27日発売の週刊文春だが、29日には世界三大メディアに数えられるフランス・AFP通信が、海外メディアで初めて報じた。
その後も、イギリス、スペイン、シンガポール、カンボジア、アメリカ、韓国、台湾など、各国のメディアが続々と報道。「日本の著名なコメディアンに性的暴行疑惑」として、海外でも注目度が高まっている。
吉本興業もこれを意識してか、松本の活動休止に際しては、英語と中国語でも文書を掲載。海外向けに、異例の対応をとった。
これらはいずれも、海外での松本の注目度や、性的スキャンダルへの厳しい目を示す。そして、今後の裁判によっては、松本考案のコンテンツが各国から〝抹消〟される可能性も高く孕んでいるという。
そのコンテンツとは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で不定期に放送されている企画『サイレント図書館』だ。
世界各国で人気『サイレント図書館』
企画は松本が考案したもので、喋ってはいけない図書館という設定で、参加者が数々の過激な罰ゲームをくらう。声を押し殺しながらリアクションする様が言語に関係なくウケ、海外にフォーマットが輸出されている人気企画だ。
「企画は『Silent Library』として世界20カ国以上でローカライズされており、ロシア、アメリカ、スペインでは毎週レギュラーで放送されていたこともあるほどの人気コンテンツ。昨年にもフィンランド版が放送され、アメリカの雑誌『Variety』では、『ジャパニーズ・コメディアンのヒトシ・マツモトが製作』と紹介されています」(お笑い評論家)
だが先述したように、人権意識の確立された海外では、性スキャンダルを起こした著名人は容赦なく、その座を追われる。死後に児童性虐待が発覚したイギリスの司会者ジミー・サヴィルはその功績が抹消され、彼の名を冠した施設や組織が改名に追い込まれた。
「松本が文春を提訴したことにより、今後の舞台は司法の場へと移る。ここで性的暴行の事実や〝上納システム〟が認められれば、各国で人気を博した『サイレント図書館』も、グローバル基準に照らし、歴史から抹消されることは想像に難くないでしょう」(同)
松本のファンは「キャンセルだ!」と叫
コメント