『にじさんじ』も『ホロライブ』も伸び悩み…VTuber業界の“頭打ち”が近い疑惑 個人勢が大躍進!
『にじさんじ』も『ホロライブ』も伸び悩み…VTuber業界の“頭打ち”が近い疑惑 個人勢が大躍進! (C)PIXTA
『にじさんじ』や『ホロライブ』の運営会社が次々と株式上場を行うなど、VTuber業界は絶好調のように思える。しかし実はここ最近、見えない“天井”が迫ってきているという見方も多い。企業所属のVTuberが伸び悩んでいるからだ。
2023年に躍進したのは個人勢VTuber
1月25日、eスポーツ界に貢献した人物を称える第1回「日本eスポーツアワード」が開催される予定で、すでに各部門にノミネートしたファイナリストたちが発表されている。
そのなかで「最優秀ストリーマー賞」では、SHAKAやk4senなどの人気ストリーマーと並んで、赤見かるびの名前が。「にじさんじ」や「ホロライブ」といった大手企業VTuberを差し置き、いわゆる“個人勢”のVTuberだけがノミネートする結果となった。
実際に昨年ブレイクしたVTuberは、企業勢よりも個人勢が目立っていた印象だ。
名前を挙げていくと、YouTubeショートで人気を博した新兎わいは、1年間で50万人以上登録が増加するほど大ブレイク。また『エスケープ フロム タルコフ』などのゲーム配信で活動する猫麦とろろや、個人勢として活躍した後『ぶいすぽっ!』に電撃加入した夢野あかり(旧・濃いめのあかりん)などの注目度も高い。
「企業勢VTuberは、卒業者よりも加入者が増えるペースの方が早く、どんどん大所帯になる傾向にあります。『にじさんじ』は150人以上の配信者が所属している一方、『ホロライブ』も国内外含めて60人以上のメンバーが存在します。
大所帯のグループに所属していると、“箱推し”のファンが存在するため、新人でもある程度注目を浴びるメリットがあります。しかしその一方、内輪受けを超えてグループの外部でバズることが難しいデメリットも。人数が多すぎるため、世間に発見されにくくなるからです」(VTuberライター)
「人気者がさらに人気になる」構造
また近年、個人勢がバズることが多いのは、大手事務所がコンプライアンスに縛られているという要因もあるようだ。
「コンプライアンスを意識しすぎて、配信スタイルがやや自由を失っていることも大きいかもしれません。ちょっとした発言で炎上沙汰になるため、リスクが高く、高いバラン
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