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SKY-HIこと日高光啓のパワハラ疑惑をめぐり、NHKの判断が待たれる。
日高は『AAA』メンバーとして活動する一方、2020年に芸能事務所・BMSGを設立し、社長に就任している。パワハラ被害を訴えたのは、事務所立ち上げ時からの主力ディレクター・S氏。今年8月にXで突如〝卒業〟を宣言してファンの話題を呼んでいた人物だ。
S氏は12月14日発売の『週刊文春』で、日高からパワハラを受けていたと告発。その内容は多岐にわたり、日高は〝偽装請負〟という法律違反の雇用状態で、S氏の社会保険の加入を免れていたという。労働時間は月300時間、多い月は500時間と、過労死ラインの月80時間を優に超えていたと訴えている。
また、S氏は新グループのレッスンプラン設計と実施、メンバーの管理から、オーディションの予算、中身も全てプランニングし、オーディション番組の構成・編集指揮も担当。日高が名前だけのお飾りプロデューサーにすぎなかったとも暴露した。
日高はさらに、S氏がポストイットを使ってメンバーに講義するさまを真似て、ポストイットにS氏を否定する文章を書いて会議で公開するという〝吊し上げ〟も行っていたという。
他にもパワハラ行為は多岐にわたり、S氏は過重労働とストレスで体調を崩し、離職を決断。さらに《実は命に関わる病気も発覚し、9月に大きな手術をしたばかりです。今も副作用の重い治療を継続している状況》と追い詰められたことをにじませた。
「人権尊重のガイドライン」に反するダブスタ
S氏は取材に対して《紛れもないパワハラ行為で、人権侵害行為だったと認識しています》と回答。しかし一方で日高側は会社を通じて、文面で《S子様の尽力には心から感謝をしておりますし、パワハラに関しましては、該当する行動は一切無かったと認識しております》などと疑惑を否定している。
パワハラ疑惑が浮上したBMSG社だが、所属の『BE:FIRST』は、大晦日の『第74回NHK紅白歌合戦』に出場が決まっている。
NHKは選考にあたり、11月13日に「出演者に対する人権尊重のガイドライン」を発表していた。
そこには《人権、人格を尊重し、コンテンツ制作のあらゆる段階で、誰もが十分に能力を発揮できる規律ある制作現場を目指します。出演者に対する性的搾取、性的
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