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インテリア用品販売大手のニトリが販売する、チューナーレステレビが大ヒットしている。
話題を集めているのは、32型のディスプレイのチューナーレステレビ。Google TVが搭載されており、動画配信サービスのNetflixやAmazonプライムビデオ、YouTubeを視聴できるが、地上波テレビやBS/CS放送のチューナーは搭載していない。
価格は2万9990円で、32型のテレビとしてはかなり安価だが、なぜそれほど爆売れしているのだろうか。
家電ライターが語る。
「テレビからチューナーをなくした、チューナーレステレビはNHKの受信料の支払いが義務ないことが最大の特徴です。
放送法64条1項では、『NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない』とありますが、チューナーレステレビは電波受信が不可能。
薄型テレビにおけるチューナーレスの比率は、現在だと極わずかですが、今後は拡大すると見られている」
働き盛り世代がチューナーレステレビを選ぶワケ
チューナーレステレビは、2019年にドン・キホーテが発売して話題になった。家電ライターが続ける。
「ドンキのチューナーレステレビは、売り切れ店が続出するほど大ヒット。22年にはエディオンやゲオホールディングスなどが相次いで投入した。今後はさらに参入するメーカーも出てくるのは間違いないでしょう」
チューナーレステレビ購入者の多くは、「30~40代の働き盛り世代だ」と家電ライターは言う。
「働き盛り世代は、家でのんびりテレビを見る時間はなく、スマホやタブレットでTVerや動画のストリーミングサービスで見逃し配信を視聴することが多い。
どうせネットで視聴するならば、スマホやタブレットではなく、大画面の方がいいということでチューナーレステレビが選ばれているのでしょう」
〝テレビ〟という概念や認識は、今後ますます変わっていくかもしれない。
Source: まいじつ2
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