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11月11、12日開催のアートイベント・デザインフェスタに出店していた、焼き菓子店による〝デスマフィン騒動〟が世間の注目を集めている。しかし、この騒動に紛れて大手飲食店・企業でも食中毒が発生。デスマフィンのせいで、その騒動が隠れた形だ。
デスマフィン騒動は、イベントに出店していた焼き菓子店のマフィンをめぐり、購入者から「糸が引いている」「納豆のような匂いがする」という指摘が上がり、食べた人から腹痛や嘔吐など体調不良を訴える声が続出。後日、厚生労働省は食品衛生法違反の恐れがあるとして、3段階のうち最も危険度の高い「CLASS Ⅰ」に分類した。
店主はSNSを通して謝罪したうえ、16日から自主回収の手続きを開始。ところが21日までに店のX、インスタグラムなどを削除されたとして物議を醸していた。
しかし22日ごろ、公式ホームページへ「お詫びとご案内」という文書を公開。改めて謝罪するとともに《本件事故発生以来、当店は閉業しており、営業再開の予定はございません》と明かしている。
一方、騒動のウラでひっそりと大手飲食店が大規模な食中毒を起こしていた。
食中毒での死亡者も…
ノロウイルスによる食中毒を起こしたのは、焼肉チェーン・牛角の横浜市内にある店舗。11月7日に来店した男性21人が下痢やおう吐を訴え、この店舗には15日から営業停止処分が下されている。
さらに、全国800カ所以上で給食事業を展開している日本ゼネラルフード株式会社も16日に、食中毒があったことを公表した。給食サービスを提供している静岡県内の特別養護老人ホームにて、6日から13日にかけて胃腸炎症状が多発。33名が症状を訴え、そのうち2名が死亡している。
こちらも15日から営業停止処分を受けており、腸管出血性大腸菌O157が原因だったと明らかになった。
「ひとことで食中毒といっても細菌、ウイルスなど原因はさまざまあります。牛角で発生したノロウイルスは、調理担当が感染していたり、汚染された食材が原因だと考えられる場合が多い。しかし今回は、調理者7名からノロウイルスは検出されていないとのこと。横浜市は調査結果を発表しており、豚肉や海苔、手洗い設備なども調査中だと明かしています。
一方、日本ゼネラルフードで発生した腸管出血性大腸菌O157は、75度・1
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