加藤浩次 (C)まいじつ
『極楽とんぼ』の加藤浩次が、お笑い界に物申した。
加藤は10月30日から数週にわたり、『極楽とんぼの週末極楽旅』(BS日テレ)で、相方・山本圭壱と『ウエストランド』と共に岡山県をめぐる旅をしている。11月21日には、旅館でのトークが番組YouTubeチャンネルにノーカットでアップされた。
ここでテレビ界の話題になると、加藤は「僕はテレビが大好きで。『ドリフ』から始まって『THE MANZAI』があって『ひょうきん族』があって」と熱い想いを語り始める。
「その後に『とんねるず』が出て来て『夢で逢えたら』があって、『ウンナン』『ダウンタウン』と分かれてっていうのを全部見てる」と続けると、ここで「テレビの中の予定調和で笑ったことが1度もない」「テレビって破綻しているところが好きだったのよ」と真面目な様子で自身の思いを吐露した。
「『ひょうきん族』でも、さんまさんとたけしさんの台本をぶっ壊すようなやりとりが好きで。『とんねるず』のノリさんとタカさんが予定調和をぶっ壊していく感じが1番好きだった」などと振り返り、「決まったことをやってるので面白いと思ったこと1回もない」「今のテレビって破綻が少なくない?」と疑問を呈する。
コンプラ重視や真面目さが求められる昨今のテレビにおいて、あまりにも予定調和が多いと嘆いた加藤だが、彼は他ならぬ〝台本〟〝予定調和芸〟でここまで来た芸人なのだ。
『めちゃイケ』はドラマ同然なほど台本
加藤の代表作といえば、思い浮かぶのは1996年から2018年まで放送されたフジテレビ系の『めちゃ2イケてるッ!』だろう。
だが、この番組は〝一言一句〟に至るまで台本であったことが、後年になって出演者から暴露されている。
「昨年放送の『笑いの正体』(NHK)で、中居正広はめちゃイケの恒例企画『中居&ナイナイ日本一周』などを『一言一句、全部台本です』などと暴露。『台本と参考VTRを見ながら、18ページの4行目のところのリアクションの参考VTRこれ、って』『この落ち方とか間みたいなもの、中居くん叩き込んでくれって』など、番組が細部に至るまで仕組まれたことを明かしたのです。
11月には『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)で『ナイツ』塙宣之も、『こんなに決められていて、緻密なんだって』『えっ、こんなに決めるんだ?みたいな』と暴露している
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