画/彩賀ゆう (C)まいじつ
韓国系グループとアミューズ勢が目立つ今年の『NHK紅白歌合戦』で、密かに涙を呑んだ歌手がいる。かつて〝NHKのお気に入り〟とまで言われた『いきものがかり』だ。
「いきものがかり」は2010年の朝ドラ『ゲゲゲの女房』主題歌をはじめ、全国学校音楽コンクール課題曲、ロンドンオリンピック・パラリンピックテーマソングなど、NHKとのタイアップ起用が多いことから〝NHK御用達〟〝お気に入り〟と揶揄されていた。
メンバーの1人が「NHKが俺らのこと好きだから」と吹聴していた様子も過去に報じられている。
17年1月の活動休止はエンタメニュースにもかかわらず、政治や事件報道を差し置き、局の看板ニュース番組『ニュースウオッチ9』トップで報じられる異例の対応が採られ、結びつきを強く感じさせていた。
紅白には2008年から活動休止までの9年連続で出場し、活動再開の18年11月には、再開発表からわずか11日後に紅白出場が決定。同年の音楽活動がないにもかかわらず出場するあたり、両者の蜜月が強烈に印象付けられた。
翌19年も当然のように出場したのだが、『風が吹いている』ならぬ風向きが変わったのは20年。この年、休止期間を除いて出場を続けていた紅白から落選し、以降、今年も含めて出場していないのだ。
この裏にあると考えられるのは、20年1月に発覚した元メンバーの性加害問題だ。
性加害問題は数年経ってもNG?
「『FRIDAY』が、当時メンバーだったギター担当の性加害を報道。記事によると、男のマンションで酒を飲んだ20代女性は意識が朦朧とし、気付いた時に性行為をされていたとのことで、被害届を出したと報じられました。
本人と事務所は否定して逮捕には至りませんでしたが、彼はこれ以前にも女性問題が続出していたため、公共放送として、ついに見過ごせなくなったのでしょう」(音楽事務所関係者)
しかし〝お気に入り〟であることをもってすれば、数年の出演自粛で〝禊〟になるようようで…。
「実は、局内では出場させるか否かをギリギリまで協議していたそうなんです。ボーカルの吉岡聖恵が昨年に第一子を出産、家庭が少し落ち着いたことから、今年はアニメ映画の主題歌を担当するなど、活動が目立っていましたからね。
おめでたい話題を引っ提げて〝母としての吉岡〟凱旋を演出しようとしたそうですが、旧ジャニーズが
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