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飯島三智氏は悲劇のヒロインではない。そのイメージは、判官贔屓からくるただの虚像だ。
性加害問題を機に、テレビ各局は旧ジャニーズ事務所に噂されていた圧力疑惑の検証番組を放送している。だが、各証言から〝圧力をかけた〟ことが明白な元幹部・飯島氏は、一切その責任を問われていない。本当に圧力を問題視するのなら、彼女の責任論は避けて通れないはずだ。
「飯島さんに対する世間の評価は、『ジャニーズ事務所を追い出された悲劇のヒロイン』でしょう。しかし、これはかなり一面的な見方で、ジャニーズ時代の彼女は〝大手事務所の幹部にして国民的グループ『SMAP』のチーフマネージャー〟という巨大な権力を笠に、各方面に圧力をかけた疑惑がある」(テレビ局関係者)
〝飯島詣で〟なるテレビ局の異常な風習は、これを示すエピソードの1つだ。
「90年代~00年代の『SMAP』は高視聴率が確実だったため、テレビ局幹部は飯島さんへのゴマすりとご機嫌取りに必死。お土産や高級ブランドバッグなんかをしょっちゅうプレゼントしていて、何とか仲良くなって〝数字〟にあやかろうと、事務所と局の力関係はすっかり逆転していました。こうした立場を利用した圧力も、平然と行われていましたよ」(同)
ジャニーズをめぐっては、00年代初頭、『DA PUMP』や『w-inds.』といった同業他社のグループを出さないよう、メディアに圧力をかけて男性グループ市場を寡占したとの疑惑がある。
権力闘争に敗れたから同情されているだけ
「この時期の他グループへの圧力は、『SMAP』の地位を保つべく、飯島氏がライバル潰しに走ったためだと言われています。特に『SMAP×SMAP』が放送されていたフジテレビへの影響力は絶大で、2011年になっても圧力は継続。『w-inds.』の橘慶太がフジテレビの『FNS歌謡祭』に出演した際、アーティスト紹介なしで彼だけ別撮り映像が流されたのも、彼女の差し金と聞きました。実際、『DA PUMP』や三浦大知の再ブレークは飯島氏の失脚と同じタイミングなのです」(別のテレビ局関係者)
確かに、当時の飯島氏は〝ジャニーズ事務所幹部〟であったため、〝ジャニーズからの圧力〟ではあるだろう。だが、こうした行いは〝辞めれば許される〟のだろうか?
「圧力に関して藤島ジュリー景子氏を疑う声もあるが、彼女が影響力を持つようになるのは
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